洋服のネームタグに油性ペンで名前を書いたら、滲んで読めなくなってしまった......。みなさんはそんな経験をしたことがないだろうか。

筆者も学生時代、体育祭のゼッケンに名前を書いたらひどく滲んでしまったという苦い経験がある。そんな悲しい事態を防ぐ裏技がツイッターで話題となっている。それは、

「ネームタグに油性ペンで書くときは、一度タグを水で濡らして表面の水分を拭き取ってから書くとにじみにくい」

というものだ。

これは、2020年5月19日、ツイッターユーザーのうさうさ(@e_futago)さんが紹介したもの。1歳5か月の双子がいるという彼女は、このライフハックを子育ての先輩である姉から教わったそうで、

「やってみたらおぉ〜!と感動したのでシェアします!常識だったらごめんなさい!」

としている。


比較してみると...(画像はうさうさ@e_futagoさん提供)

普通に書いたものはずいぶんと滲んで太い線になってしまっているが、水に濡らしてからその水分を拭きとって書いたものは滲んでおらず、鮮明だ。この違いにツイッターでは、

「素晴らしい方法!」
「参考にします...!」

といった反応が寄せられている。

なぜ滲まない?文具メーカーに聞くと...

20日、Jタウンネットがうさうささんに話を聞いたところ、この方法を知ったのは1年ほど前のことだという。

「我が子を一時期、保育園に預けるため洋服やバスタオルなどの持ち物のタグに名前入れをしました。その時は自宅にあった普通の油性ペンで書いたのですが見事ににじみまくり...名前が読めないぐらいひどいものもありました。
そこで(保育園に通う子どもが2人いる)姉にどうやってるか聞いたところ、この方法を教えてもらいました」

「子育て中のフォロワーさんが多いので皆さんに知ってもらいたい」との思いで、ツイートを投稿したとのことだった。

それにしても、どうして水で一度ネームタグを濡らすと滲まなくなるのだろう。なんとなく、水に濡らしたら滲みやすくなってしまいそうなイメージがあるのだが......。

その謎を解明すべく、Jタウンネットは25日、油性マーカー「なまえ専科」を販売するトンボ鉛筆(東京・北区)に話を聞いた。

広報担当者によれば、「なまえ専科」は独自開発のインクを使っているため滲みにくいというが、「極端にゆっくりと筆記してインクがたくさん布にしみ込んだ場合や、布の種類によっては(インクの広がりやすい目の粗い布など)、滲んでしまうことがある」という。

今回話題になった「一度水に濡らす」というライフハックについて聞くと、

「インクは毛細管現象(繊維と繊維のすきまに液体が浸透してしまう現象のこと)により、過剰に広がってしまうと滲んでしまいます。
事前に布に水分を含ませると、布がそれ以上過剰なインクを吸収しにくくなり、滲みにくくなる可能性はございます」

との回答があった。

ちなみに、なまえ専科を使ってこの方法を試す場合には「弊社では検証を行っていないため、不要な布などで事前にお試しされることをおすすめいたします」とのことだった。