直近10年のJ1採点ランキングで、17年の小林(11番)が1位、18年の家長(41番)が2位に輝いた。(写真は18年のもの)写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 J1で直近10年のベストプレーヤーは誰なのか。ここでは、サッカーダイジェストの採点を基に検証。ちなみに、同採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価している。トップ10のランキングは以下の通りとなった。

※出場時間が3分の2以上の選手が対象

順位       名前(年度/所属)            採点(試合/得点/アシスト)
1位       小林 悠(17年/川崎)          6.43(34/23/8)
2位       家長昭博(18年/川崎)          6.36(32/6/7)
3位       マルシオ・リシャルデス(10年/新潟) 6.35(26/16/5)
4位       中村俊輔(13年/横浜)          6.29(33/10/6)
5位タイ  仲川輝人(19年/横浜)          6.26(33/15/9)
5位タイ  大島僚太(17年/川崎)          6.26(25/1/0)
5位タイ  レアンドロ・ドミンゲス(11年/柏)  6.26(30/15/7)
8位タイ  大井健太郎(17年/磐田)         6.25(32/5/0)
8位タイ  阿部浩之(17年/川崎)          6.25(28/10/6)
10位タイ  森重真人(19年/FC東京)          6.24(34/2/0)
10位タイ  中村憲剛(18年/川崎)          6.24(33/6/6)
10位タイ  中村憲剛(16年/川崎)          6.24(31/9/10)
10位タイ  ケネディ(11年/名古屋)         6.24(31/19/10)

 驚異の「6.43」で、断トツの1位に輝いたのは17年の小林だ。全試合に出場し、23ゴールを決めて得点王に輝き、さらに8アシストも記録。数字を見ても、スーパーな活躍だったことは明らかだろう。川崎の初タイトル獲得に大きく貢献し、自身もリーグMVPを受賞した。

 2位は18年の家長。川崎加入2年目はシーズンを通して好調を維持し、攻守でハイパフォーマンスを披露。チーム内でトップの数字を叩き出したアシスト(7回)とドリブル(67回)が光った。

 3位は10年のM・リシャルデスで、妙技とも言えるFKでゴールを量産。司令塔として新潟を牽引し、自己最多の16得点を挙げた。

 トップ10のランキングをチーム別に見ると、川崎から最多の6人がランクイン。うち5人が連覇した17、18年の選手だった。

構成●サッカーダイジェスト編集部