画像は、PayPayのサイトより(以下同)

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 新型コロナウイルスは、キャッシュレス決済サービスの当面の方向性を定めるものでもあった。即ち、キャンペーンの還元対象を実店舗決済からオンライン決済に限定するというものだ。

 緊急事態宣言が解除されたとはいえ、今の時点では新型コロナに対する特効薬もワクチンもない。なるべくなら外出したくない、という人のほうが多いのではないか。だからこそ、オンラインショッピングにはかつてない需要が生まれている。6月から始まるPayPayのキャンペーン「ペイペイジャンボ」は、未だステイホームを余儀なくされる日本人の生活を考慮した還元企画だ。

◆「ペイペイジャンボ」は、1000%還元の可能性も

 6月1日〜同30日までの期間が設定されているペイペイジャンボは、抽選方法のキャンペーンである。1等1000%還元と2等100%還元が用意されていて、PayPay残高で支払いをしたその場で抽選が行われる。当選本数は前者が1500本、後者が1万5000本。ポイントの付与上限は10万円相当/回・期間である。

 これらを鑑みると、ペイペイジャンボは夏物家電の買い替えを考慮した大型消費よりも、毎日行う数百円分の消費に対してより親和的な内容かもしれないというのが筆者の見解だ。「日常的に利用するオンライン決済なんてあるのか?」という声もあるかもしれないが、ペイペイジャンボの対象ストアにUber Eatsと出前館が名を連ねている。

 現在注目されているオンライン出前サービスを活用しつつ、多額のポイント還元を狙うことも可能だ。

 仮に500円の決済が5000円相当分のポイントになるとしたら、これは巷の人々にとっては相当なインパクトではないか。

◆「滑り止め」の10%還元が付与

 また、このキャンペーンとは別にオンライン決済10%還元企画も実施される。これは対象ストアでの買い物に決済額の10%相当のポイントが付与されるというものだが、嬉しいことに当選本数は設定されていない。要するに、上記のペイペイジャンボが当選しなかった場合の「滑り止め」である。5000円相当/回・期間の付与上限だが、誰でも確実に10%還元が得られる仕組みになっている。

 先ほど「ペイペイジャンボは大型消費よりも日常的な買い物により親和的」と書いてしまったが、この10%還元を加味すれば話は多少変わってくる。

 たとえば5万円の洗濯機を購入した場合、まず10%還元の付与上限いっぱい5000円相当は確実に入手できる。その上でペイペイジャンボの1等に当選すれば、洗濯機の購入費はまるまる取り返せる計算だ。

 ただ、ペイペイジャンボはあくまでも抽選だから、それに頼った大型の買い物は無理して行うべきではない。結局は普段の生活リズムに沿った買い物に適合させるのがベターではないか、というのが筆者の考えである。

◆クレカ紐付け決済は対象外

 この還元キャンペーンを利用する上で、ひとつ気をつけておきたいことがある。それは還元対象が「PayPay残高からの決済」に限られているという点だ。PayPayはヤフーカードを含むクレジットカードに直接紐付けができるが、此度のキャンペーンではクレカ紐付け決済とPayPayあと払いは対象外。あくまでもPayPay残高にチャージすることが前提である。

 なお、ポイント還元は決済から30日後にPayPayボーナスという形で付与される。<文/澤田真一>

【澤田真一】
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー』