米ミネソタ州ミネアポリスで、警官の膝で首を押さえつけられるジョージ・フロイドさん(2020年5月25日撮影)。(c)AFP PHOTO / Facebook / Darnella Frazier

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【AFP=時事】米ミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)で25日、警官が手錠をかけられた黒人男性の首を膝で5分以上押さえつけ、男性が死亡する事件が起こった。この様子を捉えた動画が拡散し、警察によるアフリカ系米国人に対する扱いに対し再び激しい非難の声が上がっている。

 ミネアポリスのジェイコブ・フレイ(Jacob Frey)市長は「すべての点で間違っている」「黒人であることが、死刑宣告になってはならない」と非難。関与した警官4人を免職にしたと発表した。

 死亡したのは40代とみられるジョージ・フロイド(George Floyd)さん。フロイドさんは首を押さえつけられた状態で「膝が首に。息ができない…ママ、ママ」と懇願していた。通行人が撮影した映像には、フロイドさんの声が徐々に小さくなり、警官らが「起きろ、車に乗れ」と言っても反応しなくなった様子が収められていた。

 フロイドさんは病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 弁護士によるとフロイドさんは、偽造通貨行使の疑いで警官に呼び止められたという。弁護士は「この虐待的で過剰かつ非人道的な力の行使が、警官に非暴力な容疑をかけられた一人の男性の命を奪った」と訴えた。

 警官により黒人男性が窒息死した事件としては、2014年にニューヨークでエリック・ガーナー(Eric Garner)さん(当時43)が、たばこの違法販売容疑で拘束された際、首を絞められ死亡した例がある。ガーナーさんの死によって、抗議運動「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」が全国的に広がった。

【翻訳編集】AFPBB News

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