「あの人に言われてもねぇ......」
「結局何を言いたいのか、よくわからない」

堅実女子の皆さんの職場で、こんな人はいませんか?もしくはテレビを見ていて、そう思うことがあるかもしれません。一生懸命何かを訴えようとしているのはわかるのだけれど、心が動かされないどころか、突っ込みたくなってしまうような人。もしかしたらあなた自身がそうかもしれません。

今回は、説得力のない話し方の特徴を挙げてみます。自分に当てはまっているところがないか、チェックしてみてくださいね!

1. 経験や知識の深さが見合っていない

転職経験のない人が転職のアドバイスをしたり、専門資格を持っていないのに、人の健康に関わることを堂々と述べたり。エコの大切さを厳しく説いているのに、自身のSNSでは割り箸を使っている写真を投稿していたり......。「この人の話をどこまで信用していいのか」と思うことは少なくないもの。

インターネットには、いろいろな人が各々の意見を展開していますよね。そんな中で説得力がある、信用できる人というのは、経験や知識に裏付けられたことを言っている人なのではないでしょうか。借り物の言葉ではなく、自分の言葉を使っている人です。

もしあなたが説得力を高めたいと思っているのであれば、その分野の実績を証明するようなプロフィールを載せるなどの方法があります。あなたにそこまでの実績がないのであれば、統計データなど信ぴょう性のある情報を用いて、論を展開する方法があるでしょう。

2. 質問から逃げる

プレゼン発表では淀みなく説明できていたのに、質問タイムになると途端にしどろもどろになってしまう人。中には時間に余裕があるにもかかわらず、質問を受け付けない場合もあります。ちょっとぐらいわからないことがあっても、用意した原稿をそのまま読むことは割と簡単なこと。でも、その場で出た質問に答えることは、その内容をしっかり理解していないとできることではありません。質問を受けることを不自然に嫌がっている人をみると、わかっていないんだろうなと感じてしまいませんか。

説得力を持つには、質問にきちんと向き合うことが大切。たとえ答えられないことがあっても、「調べてから回答します」といった対応をとることがおすすめです。

3.「すごい」や「とても」など、 説明が具体的でない

箇条書きの原稿をそのままなぞっているだけの人や具体的な説明がない人も、説得力がありません。具体的にイメージできないので、聞いている側の心を動かせないのです。例えば、

・何かが改善したのなら、いつと比べてどのくらい改善したのか

・困っている人がたくさんいるのなら、その人たちの声を集めて紹介する

など、具体的に説明することを心がけましょう。「すごい」や「とても」だけでは、なかなか伝わらないことが多いでしょう。それらの言葉で想像できる程度が、人によってバラバラだからです。

4. 熱意を感じられない

話していることに対する熱意が発言者から感じられないときも、「それって本当におすすめしたいの?」と思われてしまいがち。普段、淡々と話す傾向にある人は、「伝えたいことがあふれている」ことをアピールするため、聞き取りすいことを前提に話すスピードを速くしてみたり、ジェスチャーを大きくしたりしてみてはいかがでしょうか。

本当に興味や経験があることでなければ説得力を持たせられない

今回紹介したことからわかるのは、人は本当に自分が興味を持ち、実際に経験・勉強してきた分野でなければ、説得力のある説明はできないということ。天才と呼ばれる人たちは別かもしれませんが、流行りの分野に飛びついて、インターネットで情報収集するだけの即席のプロでは、人の心を動かすことは難しいということです。

オンラインでもオフラインでも、発する内容に責任を持って。