スーパーモデルの娘が明かす「身体醜形障害＆摂食障害」との闘い
セイラー・ブリンクリー・クック（21歳）は、1970年代後半からスーパーモデルとして知名度を上げ、66歳になった今も現役モデルとして活躍するクリスティ・ブリンクリーの次女。
2017年、当時63歳だった母クリスティが、アメリカで有名なスポーツ週刊誌『スポーツ・イラストレイテッド』の水着特集で誌面を飾った際、異父姉妹であるアレクサ・レイ・ジョエル（34歳）と共に水着姿で登場したことでも話題を呼びました。
View this post on InstagramYes! I am excited to announce that I am back in @si_swimsuit ..I figured with my gorgeous daughters @alexarayjoel and @sailorbrinkleycook by my side whose going to be looking at me! Oh and My kids think I walk on water, so let's not mention the apple box concealed just under the surface. For a preview check out @people.com ..and thank you Sports Illustrated for sending the powerful message that good things come in packages of every size and we do not come with an expiration date! 🌸🌴psI can’t wait to see everyone at VIBES on Feb 17th and 18th in Houston! #proudmomhere! #vibes
中央が母クリスティ、左が姉のアレクサ、右がセイラー。
また、セイラー個人としても、人気ダンスリアリティ番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』に出演するなど、活躍の場を広げています。
一見充実した日々を送っているかのように見えるセイラーですが、5月24日（現地時間）に投稿したInstagramのキャプションの中で、実はここ数年、身体醜形障害（自分の顔や体の形を醜いと感じてしまう心の病）や、摂食障害と闘っていることを明かしました。
View this post on InstagramI’m so fucking sick and tired of the photoshop 👏🏼 I’ve been so down on myself recently. Crying about my cellulite, letting the fat on my body ruin my day, getting mad that i’m not as skinny as i once was. The body dysmorphia and left over eating disorder tendencies have been coming in strong. As i come into myself as a young woman my body shifts and changes by the month, the “control” i felt i once had over it has been completely stripped away from me. Hormones, emotions, growing pains. I go on instagram and scroll through photos of girls that look “perfect”.. shiny skin with not a bump to be seen, tiny little waist and thighs that look like chopsticks. And i compare myself, as if how someone on an app on my phone looks should directly correlate to how I feel about my body? What I’ve learned is that I run every day. I go to the gym 6 times a week. I fuel my body with beautiful food. I am so fucking LUCKY to have two legs and a healthy body that takes me through life. I’m so tired of thinking anything that makes up ME is something to be ashamed of. So as most 21st century girls would do, I’m putting this out there on instagram. Declaring that I have cellulite, and a stomach that doesn’t always look “pleasant” (whatever the fuck that means) and I am 100% imperfect human. And I’m proud as hell of my body! If you’re out there hating on yourself, stop!! Appreciate yourself. You’re body is so magical. That’s all. Have a nice day. 😌
フォトショップでの加工にはもううんざり。最近ずっとネガティブな感情に苛まれているの。自分のセルライトを見て泣いたり、脂肪があることで1日中落ち込んだり、「なぜ昔のように細い体に戻れないの⁉」って怒り狂ったり…。身体醜形障害の症状と、摂食障害の傾向が強く出てるのね。
女性として成長するにつれて、毎月身体が変化するようになった。以前はコントロールできると思っていたけど、そんな考えは完全に吹き飛ばされたわ。ホルモンや、感情面、成長によって生じる体の痛みはコントロールなんてできない。
Instagramを覗くと、“完璧”に見える女の子たちの写真を探してしまうの。ニキビのない輝く肌、細く締まったウエスト、お箸のようにすらりとした脚…。スマホに写る女の子たちの外見と、私が自分の体に対して抱く感情が密接に結びついているかのように、いつも比べてしまうのよ。
このように、内なる声を吐露したセイラー。＜デイリー・メイル＞が2018年に行ったインタビューによると、彼女のこうした苦しみは突如生じたものではなく、モデルとして知名度のある母の元に生まれた子供時代から始まっていたのだとか。
小さい頃ふっくらとした体型だったセイラーは、周囲の人から常に母と比べられ、からかわれたり、いじめられたり、悪口を言われたりしていたそう。
他の子たちは食べたいものを食べても太らないのに、自分だけなぜ…？ そうした苦悩は年齢を重ねるごとに悪化していき、「生まれてからずっと、ボディ・イメージに対する不安感と向き合ってきた」と本人も告白しています。
しかし同時に、こんな風にも語っていました。「『あの子はパスタを食べるし、すごく細いってわけじゃないけど、健康的で幸せそうよね』って周りから言われるような人になりたいの」。
View this post on InstagramSomebody help Ben and I can’t stop making pizzas
今回投稿されたInstagramの後半の文章からは、こうした感情の波を抱えながらも、前向きに生きていきたいというセイラーの切なる思いが伝わってきます。
私は毎日ジョギングをするし、週に6回はジムに行く。クリーンな食材で体に栄養も与えている。私が学んだのは、走ることのできる2本の足があって、人生を生き抜ける健康的な体を持っているだけで、十分幸運なんだってこと。自分が恥ずべき存在だと考えることに、もう疲れ切ったの。だから、21世紀を生きる女の子たちの多くがやっているように、私も自分の思いをInstagramに綴るわ。
宣言します。私にはセルライトがあるし、見てうっとりするようなウエストの持ち主でもない。100％不完全な人間よ。それでも、私は私の身体を誇りに思う。もしこれを読んでいるあなたが、自分のことを嫌いだと感じているなら、そんな風に考えるのはやめて。自分に感謝してあげましょう。だって、あなたの身体は素晴らしいものなんだから。
View this post on Instagram2018 🧚🏼♀️☁️ feels like a lifetime ago
自身の悩みにもがきながらも、世の女性たちを励ますためにメッセージを投稿したセイラー。彼女の勇気ある言葉が、同じ痛みを抱える人々にとって、明るい未来へと踏み出すための一歩となりますように。
