テレワーク中の妻が呆れた、夫の一言。「家にいて、何で疲れるの?」
 新型コロナウイルスにより、これまでの約2か月間半、全国的にテレワークや学校の休校が実施されてきました。

 そんななか、旦那と子供がずっと家にいてダラダラしていることが原因でストレスになっている……という主婦も多いようです。今回は、そんな主婦たちに話を聞いてみました。

◆実働時間が短いのに家事をしない夫

 関西で暮らす主婦の須藤麻衣さん(仮名・38歳)は、夫の無神経な発言に怒り心頭のようです。

「うちは夫婦共に共働きなのですが、今は2人ともテレワークをしています。娘は小学校6年生で手がかからないので、家で仕事をするときはそれぞれ部屋を分けてますね。PR会社に勤める私は、テレワークになってもオンラインを通じての情報発信をするための依頼が増えたので、仕事量は変わっていません」

 ところが、メーカー企業で人事を務める夫の実働時間は1日たった3時間ほど。

「仕事以外のときはスーパーへ買い物に行ってくれることもあるのですが、それ以外のご飯を作ったりなどの家事はすべて私任せなんです……。娘が家事を手伝ってくれることはあっても、夫は1人で晩酌してテレビを見ているだけ。ただでさえ仕事が多いのに食事も作らなくちゃいけなくて。この前、ふと椅子から立ったときにめまいを起こしてしまったんです。心配になって病院に行くと、ストレスだと診断されました」

◆「家にいるだけなのに、何にそんなに疲れてるの?」

 めまいの原因がストレスだと判明した麻衣さん。それを夫に伝えると、ありえない一言が……。

「『家にいるだけなのに、何にそんなに疲れてるの?』と言われたんですよ! もう呆れて何も言えず、それ以来会話していません。娘がいる前で夫婦ケンカはしたくないのですが、さすがの娘も夫の発言には呆れたようですね……」

 長いテレワークでストレスが溜まる時期だからこそ、労いの言葉を掛けるだけでも夫婦仲はうまくいくと思うのですが。

◆明け方まで「Zoom飲み会」に興じる夫

 一報、都内に住む川崎恵理子さん(仮名・35歳)は、某ファーストフード店に勤務するパート主婦。緊急事態宣言で、店は宅配に追われていて忙しい毎日を送っているといいます。

「他のパートの主婦の人たちが今回、学校が一斉休校になったことで休みになって、私のシフトが一気に増えたんです。うちも娘が2人いるのですが、幸い、姉夫婦が近くに住んでいたことから預かってくれるようになりました。

 3月下旬からは夫がテレワークになったので面倒を見ると言ってくれたのは良いのですが、ただ見ているだけで、他のことは何もやってくれないんですよね。パート人数が少ない状態で朝から午後までシフトはすでに組まれてしまっているので、休むわけにもいかなくて。これ以上娘の勉強が遅れたらどうしよう……と本気で悩んでいます」

 恵理子さんの夫は大手建設会社に勤務していますが、今回のコロナ禍で仕事は激減してしまい、テレワークでも毎日ヒマそうにしているというのです。

「かかってきた電話に出るだけで、後はゲームをしているかZoomで飲み会をしているんです。私のパートが早朝勤務のときに、朝3時頃に起きたら旦那の部屋から笑い声が聞こえてきたんです。何をしているんだろうと思って覗いてみると、なんとZoomで飲み会をしているんですよ。

 もともと、接待が多い仕事なのでテレワーク以前からも朝方に帰ることもよくあったのですが……。ずっと家にいてヒマなのも分かるんですが、こんなときこそ少しくらい我慢できないのかな? と思いましたね」

◆勉強嫌いの娘の課題が進まない…

 恵理子さんを悩ませるものは、それだけではありません。

「長女が今年から小学校4年生になったのですが、学校が再開できないので4月末から学習計画課題が出たんです。朝9時から午後2時半まで、みっちり勉強しなくてはいけなくて。でももともと、勉強嫌いな上に成績もイマイチなので、課題が全然進まないんですよね。私がパートから帰ってから無理矢理やらせてはいるのですが、これで本当に授業についていけているのか不安で。

 さすがに、このままではマズイのではと思ったのでオンライン塾を受けさせてみたら、ぼーっと座っているだけでノートも取っていない。最初から休校がGW以降もなると分かっていればパートの調整をして、昼間見ることもできたのに。それを夫にボヤいても、夫はPCで動画を見ていて全然聞いてくれませんからね……」

 夫からすればテレワークで仕事が減ったということもあり「在宅勤務=休み」という感覚になっているのかもしれません。

 今後、少しずつ学校が再開したり、出勤する人が増えていくでしょう。「家族はベッタリ一緒にいないほうがいい」というのは、コロナの教訓だったかもしれませんね…。

<文/結城>

【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer