新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出制限により閑散としたドイツ・フランクフルト市庁舎前の広場(2020年3月21日撮影、資料写真)。(c)Yann Schreiber / AFP

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【AFP=時事】ドイツのフランクフルトで今月10日に行われた教会の礼拝に参列した人のうち、40人余りが新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。現地メディアが23日、伝えた。

 地元保健当局は独DPA通信に6人が入院したと明らかにした。現地紙フランクフルター・ルントシャウ(Frankfurter Rundschau)によると、この礼拝が行われる数日前にドイツでは宗教施設が再開されていた。

 ドイツでは新規感染者数が堅調に減少したことから、感染拡大の抑制を図る移動制限が今月初旬から緩和され始めた。ドイツ国内の感染者数は欧州の近隣諸国の一部と比較して少ないものの、感染拡大の第2波は依然として警戒されている。

 フランクフルト近郊のマインキンツィッヒ郡(Main-Kinzig-Kreis)当局は22日、フランクフルトで開かれたイベントに参加した16人が感染したと発表していた。

 北部ニーダーザクセン(Lower Saxony)州当局は23日、同州レーア(Leer)市内の飲食店で7人が感染し、約50人が隔離されたと発表した。

■注意深い対応を要する礼拝許可の可否

 ドイツなどの国では、礼拝許可の可否は注意深い対応を要する問題になっている。

 フランスでは、福音派教会が今年2月に開き、1週間の期間中に約2000人が出席した催しが原因となって全土に感染が拡大した。この催しで感染して南米にウイルスを持ち込んだ症例もあった。

 米国ではドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が22日にホワイトハウス(White House)で行った記者会見で、「必要不可欠」だとして宗教施設の再開を州知事らに求めた。

 国立ロベルト・コッホ研究所(Robert Koch Institute)によると、23日現在でドイツ国内で公式に確認された感染者は17万7850人、死者は8216人となっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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