早稲田大学の応援歌「紺碧の空」の作曲して少し自信を取り戻した古山裕一(窪田正孝)は、福島で新聞記者をしている幼馴染みの村野鉄男(中村蒼)に、自宅隣の喫茶店「バンブー」に呼び出す。やはり幼馴染みで歌手の佐藤久志(山崎育三郎)もやってきて、久しぶりに3人がそろった。

裕一「鉄男くん、僕と一緒に曲をつぐんないか。君もそろそろ目標に向がって進む時期だ」

鉄男「俺に詞を書げってことか」

裕一「そう。君が背中押してくれだがら、音楽を続けでこられだ。今度は、君の番だ。しかも歌うのは久志だ」

久志「久しぶり。覚えてると思うけど、佐藤久志です」

鉄男「議員の息子が。すぐいなぐなるやづだ」

裕一が東京に来るように強く促すと、鉄男は「まずはきっちり仕事して安定して給料もらって、家族を養えるようになんねえど。詞はいづでも書げる」と堅実だった。

ディレクター廿日市が依頼してきたのは地方小唄―社運をかけると言われて張り切ったが

妻の古山音(二階堂ふみ)は、学校で憧れのオペラ歌手、双浦環(柴咲コウ)を見かけたことを夕飯の時に裕一に話した。「環さん、記念公演の審査員もやるんだって。今から緊張しちゃう」

裕一「大丈夫。いつもどおりやればいいよ」

翌日、裕一はコロンブスレコードのディレクター廿日市誉(古田新太)から声をかけられる。「地方小唄を作ろうと思ってるんだよ。流行ってるでしょ、いま。大型新人が詞を書いたから、君、曲をつけてよ。社長もこの曲に社運をかけてるから」

地方小唄とは、地名が入ったりその地方を歌った曲で、今でいう「ご当地ソングだ。「東京行進曲」などがヒットしていた。社運を賭けた曲作りを任された裕一は上機嫌だったが、廿日市から渡される詞ときたら...。

(NHK総合あさ8時放送)