「職人的技巧とスニーカーの履き心地:METHOD #07 THE ONITSUKA」の写真・リンク付きの記事はこちら

目覚ましいスピードでテクノロジーが進化するスポーツ分野で、時代をリードし、現在では日本が世界に誇るファッションブランドとなったオニツカタイガー。そんなオニツカタイガーが満を持して世に送り出したプレミアムなレザーコレクションが、この「ジ・オニツカ」だ。

紳士靴の基本型のひとつとして長い歴史をもつキャップトゥ仕様のこの「DERBY」。見た目は本格的レザーシューズでありながら、ミッドソールに衝撃緩衝性に優れる「アルファゲルフォーム」を搭載してクッショニングを高めつつ、インソールにも固さの異なる複数のフォーム材を採用している。

甲の部分にゴムを仕込むことでフィット感を高めるなど、最新スニーカーのような機能性と履き心地を併せもつハイブリッドフットウェアと呼んで差し支えない完成度を誇る。

さらに特筆すべきは、そのアッパーだ。派手すぎず、渋すぎずの絶妙な色彩を放つイエローは、芸術的なデニムの加工技術で全世界にその名を馳せた東大阪の小さな工房「佐川工芸」の手によるもの。日本の伝統的な建築材料である漆喰をイメージし、あえて刷毛目を残した表情豊かな“塗り”が施されているのだ。

実はこのシューズのアウトソールには、サメの歯のようなその名も「シャークソール」を採用している。だからさりげなくモダンで、デザインコンシャス。

日本国内で生産された高品質の素材を使用し、国内工場の熟練した職人が一点一点ハンドメイドで仕上げるという、まさしくメイド・イン・ジャパンの傑作シューズだ。

シリーズ:WIRED METHOD

(1)ワンピースジャケットという革新:BALENCIAGA(2)衛星目線で母なる地球を意識する:STELLA McCARTNEY MENSWEAR(3)ブリュードプロテインが切り拓く衣服の未来:SACAI × SPIBER(4)頭脳労働者のパフォーマンスと利便性向上に:TEÄTORA(5)「丸い四角」といういイノヴェイティヴな矛盾:HERMÈS(6)伝統工芸と融合する、ごみの“付加価値”:BETA POST(7)職人的技巧とスニーカーの履き心地:THE ONITSUKA

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