半ニートから高額所得者まで、常識人から異世界に住む人々まで、幅広い層が飲みに来る下北沢を中心に、「一人飲み歴10年以上」の、きたざわ御神酒(おみき)です。

コロナ禍による外出自粛で、ここ数か月は一人飲みどころではありませんが、つい先日、家でおとなしくしていただけなのに、事件に遭遇してしまいました。路上でのケンカです。

今回は、人生ではじめて「110番通報」をした経験談を語りつつ、その結果知った「詐欺の防衛策」もお知らせします。

時は深夜0時過ぎ、自宅のそばで激しく争う声が聞こえてきた

つい先日の平日の深夜0時過ぎ、筆者が自宅でパソコンに向かっていたところ、自宅付近の路上から激しく争う声が聞こえてきました。その日は気温が高めで、夜になってやや暑さが和らいだこともあり、エアコンにたよらず換気がてら窓をあけておりました。近くの路上とおぼしき位置での争い声は、そこそこ鮮明です。

最初は「はやく収まってくれるといいな」と、あまり気にせず自分の作業をしていましたが、3分ほどたっても収まらず、争い声が大きくなってきたので「なんかこれ、ヤバいかも?」と、筆者も意識して耳をそばだてる状況に……。

聞こえるのは男性2名と女性1名の声。仮に男性A、Bと女性Cとします。

男性Aが激昂して男性Bに向かって怒鳴っています。「はぁ!?だから〇〇が〇〇だって言ってんだよこのヤロウ!」みたいな。怒り狂って、出せる限りの大声という感じで、Aの年齢は声の感じからして20代後半から30代くらいのイメージです。

対する男性Bは、怒鳴ってはいませんが、Aに対抗してずっと言い返している様子。興奮して怒り狂うAに、やや理論的に反論するBの態度が、Aの怒りの炎に油を注いてしまっているのかな?的な雰囲気です。

横で金切り声をあげている女性Cはどうやら男性Aの連れで、男性Aを必死にいなしているよう。「もうやめなよ!こんなとこで、近所迷惑だから!ねえ!!や〜め〜て〜!」と、Cも「声を限りに必死で叫んでいる」という感じの切迫した雰囲気になってきました。

警察に通報したほうがいいのかも?という考えが、筆者の頭をよぎりました……。

「警察に通報」と思うと同時に出てくる、一般市民の葛藤

……と同時に、「コロナ禍で警察への通報件数が増えている」というニュースで見た情報が思い出され、さまざまな葛藤が生まれます。

もし通報した後で、すぐに騒ぎが収まったら?ただでさえ通報件数が増えているところで、警察の迷惑になってしまうかも?

それに、声は大きいものの、ちょっと行き過ぎた口論で収まる程度のケンカだったとしたら、自分が通報したことで当事者の人は警察に拘束されて、人生が変わってしまうかもしれない。それを避けたくて女性Cは「近隣住民に迷惑だよ〜!!」と大声でアピールしているのかもしれない。

でも、もしこの後、これで収まらずに障害事件や殺人事件に発展しちゃったら、私、一生後悔しそう……。

「通報するべきか否か」を迷いながら、とりあえす状況を目で確かめよう、と思い立ち上がりました。

しかし窓から顔を出して確認したら、「自分の姿が目立った上に住所も特定され、この後犯人になるかもしれない人に恨まれてもイヤだ」という思いも出てきて、いったん自宅を出て路上の暗がりからそっと様子を確認することに。

筆者が確認しに行く間も、口論は収まりませんでした。暗がりから見たところ、3名とも立ったまま口論していて、誰かが倒されている、という様子でもありません。「やっぱり行き過ぎた口論程度なのかな」と筆者が及び腰になったところで、新たな展開が!

女性C「もういいじゃん!病院行くなら一緒に行こうよ!」

びょ、びょ、病院!?ってことは殴ったとかなんか、すでに暴力があったの!?

男性A「はぁ!?病院だと!?てめぇ、金か!?金目当てなのかよ!?アァ!?」

……ダメだ、これはもう、通報だ!

慌てて自宅に戻り、筆者はスマホから人生で初めての110番通報をしました。

110番通報すると、その後どうなるのか?

「警視庁です。事件ですか?事故ですか?」

110番通報して最初に言われたのが、この言葉だったと思います。

筆者「あの、まだ事件にはなってないかもしれないんですが、私は今、自宅の中からお電話していて、すぐ外の路上で大声で争っている人たちがいて、『病院行くのか』とか怒鳴っているので、暴力があったのかもしれません。争う声が、激昂しているような、興奮状態の尋常ではない大声で怒鳴っている人がいて、少し見てみましたが、暗くてよく見えず、正確にはわかりませんが危ない感じは続いています」

警察「場所はどこですか?」

筆者「【地域名】の、……ええと、うちは〇番〇番地で、その付近の路上です」

警察「○○区の【地域名】ですか?」

筆者「そうです。○○区の【地域名】〇番〇番地付近です」

筆者が慌てて地域名しか言えなかったのに、すぐ「○○区」と聞き返してくれたので、たぶん通報場所がなんとなくわかるシステムなのだと思います。

警察「わかりました。現場に警察官が向かいます」

……このやりとりをしている間にも、現場では新たな展開が。通行人の男性Dが、ケンカの仲裁に入ったようです。

自粛期間なんだから、家でやってくれよ……。

通行人の男性Dが加わったことで、ケンカはどうなったのか……?〜その2〜に続きます。