【リオデジャネイロ=淵上隆悠】アルゼンチン政府は22日、この日が最終期限だった国債の利払い約5億ドル(約538億円)を実行せず、2014年以来の債務不履行(デフォルト)に陥った。

 債務の返済条件を巡って欧米の債権者団と交渉を続けており、国際金融市場への影響は限定的とみられる。

 アルゼンチン政府は4月以降、支払い能力がないとして、総額約662億ドルに上る外国通貨建て国債の返済条件の緩和を債権者団に求めてきた。5億ドルの支払期限までには折り合えなかったが、政府は交渉を6月2日まで続けるとしており、債権者団側も前向きだ。

 今回は、あえて支払いを実行しない「テクニカル・デフォルト」とされる。債権者団側は即座に訴訟は起こさないとみられ、アルゼンチン政府は交渉でデフォルト状態の早期解消を目指す。