加藤勝信厚生労働大臣は、6月(2020年)から東京、大阪、宮城で、1万人規模の新型コロナウイルスの抗体検査を実施すると発表した。日本感染症学会専門医の佐藤明裕医師は「抗体保有率を把握することで、第2波が起きた時にどのくらいの人に感染するか予測できます」と話す。

抗体検査はいまでもクリニックなどで受けることができる。10〜15分で結果が判明する簡易検査キットで、「感染初期」「感染中期か後期」「すでに治癒・免疫状態で抗体あり」「未感染」のいずれかの判定がされる。費用は保険適用外なので、約1万5000円ほどだという。東京センタークリニックの長嶋浩貴医師は、「一概には言えませんが、簡易キットの正確さ、精度には問題があるという指摘を理解した上で、使用しています」と話す。

簡易キットの精度には佐藤医師も疑問を持っている。「疑陽性があるということです。つまり、抗体検査で陽性だったから、もう(免疫があるから)大丈夫とは言いにくいということを知ってほしいです」

免疫陽性でも感染防止行動

司会の加藤浩次「ということは、検査結果が当たってないこともあるということですか」

佐藤医師「今の段階では、結果が出ても、行動は変えないほうがいいでしょう」

ただ、政府が実施する抗体検査は簡易キットではなく、定量検査と呼ばれるもので、精度は高いそうだ。佐藤医師は「国民の何%が抗体を保有しているかがわかると、これまでの対策がどれだけ成功しているかが見えきます」という。

ラグビー元日本代表の大畑大介は「結局、ワクチンや治療薬が出るまでは、これまで通りにするということです」と訴えた。