安倍内閣が法解釈を変えてまで「余人をもって代えがたい」と定年延長した黒川弘務・東京高検検事長(63)は、賭けマージャンをしていたことを認め、辞表を提出した。法務省は給与や退職金が減額にならない懲戒にはせず、訓告処分とした。約7000万円の退職金は満額支給される。

訓告は下から2番目の軽い処分で、「賭博をした職員は減給または戒告」とした人事院の指針にも合致しない。東京地検特捜部の元検事で、黒川氏と同期の郷原信郎弁護士は「きのう1日で監督指導の範囲にとどめる処分を決めたことは、問題があります。かえって世の反発を生むのではないでしょうか」という。

月2、3回マージャン卓を囲む"常習賭博"

司会の羽鳥慎一「急いだ感じがしますねえ。国民感情としては、えっ、そうなんだという人も少なくないでしょう」

吉永みち子(エッセイスト)「普通の人より厳しいぐらいにしてバランスがとれるのに、それよりも甘いんですからねえ。常習的イメージもあり、自粛要請の中で、パチンコ店に並んだおじさんたちと変わらないじゃんといった認識も持ちます。こういう人を『余人をもって代えがたい』と、法改正案まで出して貴重な時間を消費したわけです。軽い処分も、えーっという感じがします」

黒川検事長や朝日新聞、産経新聞の記者たちは月に2、3回マージャン卓を囲んで、5000円〜3万円を勝ったり負けたりしていたというから、常習ではある。

長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「この辞任で国会でもう追及されず、ウヤムヤにされるのかなあ」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「黒川氏の責任の重さからして、賭博行為を立件しなければだめですよ。メディアもずぶずぶだった。他の新聞社もテレビ局も、こういういうことをやった人間が他にもいないかを調べないといけない」