最近は市販のマスクではなく、自分でマスクを作る人が増えてるなか、TikTokである動画が話題に。映画『ハリー・ポッター』 から着想を得たマスクで、呼吸をすると絵が浮かび上がってくるんだとか…!

TikTokで話題のマスクを作成したのは、コロラド州のアーティスト、ステファニー・フックさん。彼女が呼吸するとマスクの色が変わり、映画『ハリー・ポッター』のマローダーの地図が浮き上がってくるという、まさに魔法のようなマスク

フックさんは、3人の子どもの母でありながら、「コロラド・ポニー・エクスプレス」という会社を運営しており、手縫いのぬいぐるみやアクセサリーを販売しているそう。ここ数週間で、マスクの販売を開始したフックさん。ウェブサイトによると、マスクは医療用ではないけれど、アメリカ疾病予防管理センターの縫製手順を使用しているんだとか。

「製品を作るときは想像力を働かせて、これらが一次元のアイテムで終わらないようにしています。ユニークなアイテムを使用してもらうことで、みんなのクリエイティビティを刺激して、現実世界に魔法をもたらしたいと思っています」

またフックさんはアイデアを思いついた後、いくつかの試作品を作成したそうだけれど、実はTikTokに投稿した動画もその一つだったそう。

「私がビデオで共有したマスクは試作品で、みんなに見せるためにすぐにまとめてアップしたの。まさかこんなに反響をもらえるとは、思ってもみませんでした」

縫製工程は簡単な道具だけで、一般的なミシンに縫製道具、伸縮性のある綿の布、色が変わる顔料を使用したそう。

けれど、製作にはかなりの時間がかかるんだとか。「布を切って加工を施し、それから縫い合わせるまでの間に、17時間もかかる場合があります。作業のほとんどが、布に顔料が定着するのを待っている時間です」 。

また他のマスクを作成する計画を立てているそうで、具体的な例は紹介していないけれど、TikTokのページには、映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』と『アリス・イン・ワンダーランド』からインスピレーションを得たマスクの動画も投稿されている。

ウェブサイトによると、マスク内の温度が約27.8度に達すると、マスクの色が変わるようになっているそう。製品の色は着用して洗った後、時間とともに色が変わる可能性があり、デザインはそれぞれのマスクでわずかに異なるんだとか。

もともとは、TikTokで19回の視聴回数と1人のフォロワーしかいなかったフックさん。夜に動画を投稿して眠りについて彼女だけど、朝目覚めたら12時間足らずで、40万回以上の再生回数と12,000人のフォロワーに達していたそう。さらにFacebookのビジネスグループにも、動画をアップしてから24時間で何千ものリクエストが来ていたんだとか!

今や欠かせないマスクだけれど、ちょっとした工夫でこんなにも素敵なアイテムに早変わり。5月29日(現地時間)に、ウェブサイトにマスクアップされるそうなので、気になる人はぜひのぞいてみて♡