甲子園が中止となった一方、米国のアイオワ州で高校生の野球・ソフトボールの試合開催が許可された【写真:Getty Images】

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米アイオワ州は「6・15」に試合再開の見通し、日本ではできないのだろうか

 新型コロナウイルスの影響で、第102回全国高等学校野球選手権大会が中止となった日本の高校野球。球児たちの無念の様子が報道される中、米国のアイオワ州では6月1日から高校生の野球・ソフトボールの試合開催を許可した。深刻なコロナ禍にある米国でどうやって開催を実現させようとしているのだろうか。

 アイオワ州の男子スポーツ規制機関である同州高校体育協会は公式ホームページで「アイオワ州で高校の夏季スポーツ再開が認められる」と発表。「新型コロナウイルスの影響による2か月間の中断を経て、アイオワ州知事のキム・レイノルズ氏は水曜(20日)、同州高校の野球・ソフトボールのシーズンが再開となることを発表した」としている。

 ホームページによると、この発表は、同州の女子高校体育組合と高校体育協会の双方に6月1日からの施設利用と競技再開を認めるもの。「同州教育省によると、競技再開後の最初の大会は6月15日になるようで、観客動員も行われる予定」と記し、無観客ではないとしている。同州女子高校体育組合の取締役会と高校体育協会の管理委員会は、州知事の発表後に会合を開き、両競技のシーズン再開はアイオワ州教育省のガイドラインに沿って行うことを評決したという。

 アイオワ州では21日までに1万5000人以上の感染者、約400人の死者が確認されている。国や地域によってウイルス被害の状況が大きく異なるため、並列して考えることはできないが、日本でも球児の夢をつぶさない方法はないのだろうか。同州にもサービスを提供しているネブラスカ州テレビ局「KETV ニュースウォッチ7」電子版は、アイオワ州の高校野球・ソフトボールの試合実現に注目。記事を掲載し、教育省のガイドライン14項目を紹介している。

ガイドライン14項目一覧「保護者は練習中、車内で待機」

アイオワ州教育省のガイドラインは以下の通り。

・試合中のダグアウトの使用はチームのみ可能。練習中、選手はフェンスから6フィート(約180センチ)離れなければならない。

・練習中、監督、スタッフは可能な限り社会的距離を確保しなければならない

・監督、スタッフは共用した用具を各試合前後に除菌しなければならない。

・監督、スタッフがひまわりの種を吐くことは禁止。

・選手は可能な限り、自分のグラブ、ヘルメット、バットを使用すること。

・監督、スタッフは選手の体調に前もって注意を払い、必要な休息をとらせなければならない。

・監督、スタッフは新型コロナウイルス感染の可能性を考慮し、選手が不在であればその状況を記録する。また、新型コロナウイルス感染が疑わしい場合は、公衆衛生局に連絡すること。

・選手及び監督、スタッフは練習と試合前に検温をしなければならない。

・選手は手洗い用の消毒液を持参すること。

・共用の水飲み場、ウォータークーラーなどは使用禁止。

・保護者は練習中、また練習の送り迎えにあたっては、車の中に留まらなければいけない。

・学校側は外野席の利用を制限すること、また、試合観戦は座席の代わりになるものを持参するよう呼びかけること。

・障がい者、高齢者用の席の利用は禁止。

・監督、スタッフ、選手、観客に新型コロナウイルスの症状が見られる場合、練習及び試合への参加は認められない。(THE ANSWER編集部)