Google Chromeチームは5月19日(米国時間)、「Google Online Security Blog: Enhanced Safe Browsing Protection now available in Chrome」において、Googleに「Enhanced Safe Browsing(セーフブラウジング: 保護強化機能)」と呼ばれる新たなセキュリティ機能を導入したと伝えた。Google Chrome 83から導入される機能で、準備が整ったエリアから順次提供される。

Google Chrome 83

Googleは既にブロックリストを使ったセキュリティ機能を提供している。悪意あるWebサイトやファイルは随時発見され、データが更新され続けている。Chromeは30分ごとにローカルのブロックリストを更新し、このリストに合致するサイトやファイルをブロックしている。

しかし、最近のフィッシング詐欺ではこうしたGoogle Chromeのブロックリスト機能にひっかからないように、フィッシング詐欺で使用するドメインを短時間使用することで、この30分の壁をすり抜けてブロックリストに引っかからないようにしている。

Googleはこうした問題に対処するため、今回の保護強化機能を導入したと説明。この機能を有効にすると匿名性は多少失われるものの、脅威評価はこれまでよりも正確になる。より細かく脅威の判断ができるようになるため、これまで捕捉が難しかったケースでも対応が可能になるとされている。本稿執筆時点では、デスクトップ向けのChromeで提供が始まっており、Android向けの提供は今後のリリースに持ち越される見通し。