リコーと公益社団法人日本将棋連盟は18日、両者が昨年開発した将棋対局時の「リコー将棋AI棋譜記録システム」を稼働させたこと発表した。

AI画像処理を活用するシステムは天井からのカメラ動画からリアルタイムで棋譜を生成、将棋連盟の「棋譜データベース」に取り込まれる。年間3,000局以上が行われるという対局の棋譜の記録は、プロ棋士を目指す奨励会員により行われているが、慢性的な人手不足からリコー杯女流王座戦を主催するリコーと将棋連盟が昨年より開発、実証を重ねていた。

(対局の様子同社資料より)

5月16日から渋谷区の将棋会館で開かれた「第10期リコー杯女流王座戦一次予選」の12局では、新たに加わった連動する音声秒読み対応の対局時計とともに実際に無人化記録が実施されている。リコーでは、いくつかの課題を抽出しており、今後の本格導入向けて開発をさらに進めていく。公益社団法人日本将棋連盟 佐藤康光会長は、記録係の慢性的な不足や新型コロナウイルス感染症対策においても有効であることを述べている。日本将棋連盟は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で対局の延期や三密を防ぐ対策を講じている。