(CNN)アフリカ南東部の島国マダガスカルが伝統的な薬草入り飲料を新型コロナウイルスの治療薬として開発した。一方、世界保健機関(WHO)は治験が行われておらず、潜在的なリスクもあるとして警告している。

マダガスカルで開発されたのは「コビッド・オーガニクス」と呼ばれる飲料。ヨモギ属の草などを利用している。マダガスカルのラジョリナ大統領が同飲料を新型コロナウイルスに対する治療薬として売り込んでいるが、どのように効果が発揮されるのかや、副作用の可能性などについては明らかにしなかった。

WHOは同飲料について国際的な基準にのっとった治験が行われていないと指摘。医学の専門家によれば、同飲料の摂取がマラリアの治療で効果があることが証明されている成分に対する抵抗力を高めることにつながる可能性もあるという。

マダガスカルでは多くの人々が生薬に頼っている。

WHOは、世界的な基準である厳格な臨床試験を通じて効能と安全性を最初に確立せずに新型コロナウイルス患者の治療に治験の行われていない薬草療法を行うことについて警告している。

WHOは飲料にも使われているクソニンジンといった薬草が治療薬として検討されることは分かるとしながらも、効果や副作用について治験が行われるべきと強調している。