東京海上ホールディングスは5月18日、東京海上グループのデジタルトランスフォーメーションを担うデータサイエンティストの育成を目的として2019 年度に創設したプログラムを2020 年度から外部開放して、社外からも受講生を受け入れると発表した。

同プログラムは、産学連携で創り上げたデータサイエンティスト適性人材の発掘・育成・評価のための体系的スキームで、東京大学の松尾豊教授による監修の下に設計されている。

2020 年度は、2019年度に確立した基礎数学から実践的演習までの体系的なカリキュラムに加え、今後データを扱う上で必須となる「情報倫理」を追加、プログラミング講座を強化するなど、コンテンツ拡充を図り、延べ 260 時間を超える長期育成プログラムとしている。

Data Science Hill Climb 2020 のコンテンツ

同プログラムに対し、社外から受講の要望が多く寄せられたことに加え、近年のデータサイエンティストは、数理的な能力のみならずさまざまなデータの背景にあるビジネスへの理解と洞察が求められていることから、異業種の受講生が相互に理解を深めながら学べる場となるよう、今年度より社外からも受講生を受け入れることにしたという。

同プログラムの受講結果を測る指標として、同社はデータリテラシーレベルを「初級者」から「上級者」まで、独自に7段階で定義している。2019年度の受講者の受講後のレベル評価では、想定を上回り、60%以上の受講者が上級者レベルである「自律的にデータ分析を実施できるデータサイエンティスト」に到達したという。