自主練習に励んだ中谷(写真左)と成瀬(写真右)。リーグ再開への意気込みなどを語った。(C)N.G.E.

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 4月30日からグラウンドを開放し、グループごとに時間帯を分けて自主トレーニングを行なっている名古屋で、5月14日にDFの中谷進之介、成瀬竣平がオンライン取材に応じた。

 中谷は「コンクリートの上でしか走れなかったので、膝などが痛くなっていましたが、グラウンドを使えて、柔らかい芝の上でできているので、すごく気持ち的にも、コンディション的にも良い状態に持っていけているのかなと思います」と現状を説明。

「サッカーのことより、コロナウイルスの状況のほうが気になってしまうこともありましたが、やることはしっかりと、自分で決めたことはしっかりやるようにしていました」と、中断期間もポジティブに過ごしてきたという。
 一方でJリーグは再開の目途が立たないなか、韓国のKリーグは5月8日に開幕。ドイツのブンデスリーガも16日から再開される。

 他国の状況を選手たちはどう見ているのか。難しい質問だと理解しながら、彼らの率直な胸の内を知るために訊いてみた。

 中谷は「正直、試合はやりたいです。ただ僕らが決められることではないですし、コロナウイルスの状態がどうなるか。皆さんの健康、自分も家族がいるので、健康、安全が第一。そこが確保されてからだと思います」と想いを吐露。

 成瀬も「公式戦再開は羨ましい部分ではあるんですが、もどかしい感じもします」と率直な想いを口にし、もし無観客試合で再開されれば「ピッチに入った時のサポーターの方々の声援は、自分が小さい頃から聞いてきたもので、それがないとなると、どうですかね、難しい面があるかもしれないです」と複雑な心境を話してくれた。

 さらに韓国、ドイツの両リーグでは、再開に向けて選手全員のPCR検査を実施したが、中谷は「感染疑いがある人が、まだ(検査を)受けられていないとニュースで見ているので、その人たちが最優先だと思います。僕たちは落ち着いてからというか、そこは国が決めることだと思います。僕たちは判断に従いたいです」との考えを示した。

 もっとも取材は緊急事態宣言が解除される直前に行なわれたが、中谷は「なにも分からない状態だった1か月前から比べると、物事も進んできていると思いますし、状況もよくなってきているので、ちょっと光が見えたくらいですが、その光が希望を与えてくれていると感じます」と前向きな言葉を残してくれた。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)