第100回天皇杯、アマチュア中心案が「継続審議」に! 再変更の可能性も浮上

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 日本サッカー協会(JFA)は14日、第6回理事会を開催した。天皇杯実施委員会が提案していた第100回天皇杯の大会方式は承認に至らず、「継続審議」となった。終了後、オンライン記者会見に出席した須原清貴専務理事は「よりベターなものがあればやっていこうということで議論していきたい」と再変更の可能性も示唆した。

 JFAの天皇杯実施委員会は4月23日、第100回天皇杯の大会方式を固めた。この案では当初5月23日だった開幕を9月16日に先送りし、出場チーム数を80から50に大幅削減。JリーグからはJ1上位の2チームが準決勝から参戦するのみで、J2・J3は全チーム参加資格なし。プロ化以降では異例のアマチュア中心トーナメントといえる枠組みだった。

 ところが14日の理事会において、この決議事項は承認には至らなかった。

 須原専務理事は「選手と関係者の安全を最大限確保すること、Jリーグのレギュラーシーズンをしっかり消化できるようサッカー界全体でサポートしていくことには変更ない」としつつも、「世の中の流れ、いろいろなものが良い方向に変わってきている」と指摘。その上で今後の見通しを次のように語った。

「サッカー界全体の活動再開スケジュールが決まりつつある。まだ決まっていないところもあるが、少しずつ議論が進んでいる。スケジュールのことを考えたとき、天皇杯実施委員会で決めたものが本当にベストなのか。4月23日に見えていた風景といま見えている風景がいい意味で変わってきている。カレンダーを中心にベターなものがあるならやっていこうということで今後議論していきたい」。

 政府は14日、新規感染者が見られる北海道、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、京都府、大阪府、兵庫県を除いた39県で緊急事態宣言の解除を表明。全国各地ではサッカー活動再開の期待が高まっている。そうした中、天皇杯も予選再開に向けた動きが見込まれており、日程再編の可能性が浮上した。

(取材・文 竹内達也)