総務省「見本(様式1)特別定額給付金申請書」

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河野太郎防衛相は14日、新型コロナウイルスの緊急経済対策として1人10万円が支給される特別定額給付金の申請で、「『希望しない』に勘違いでチェックをつける人が多い」ようだと注意を呼びかけた。

準備が整った自治体から順次申請の受け付けを開始している特別定額給付金。郵送方式の申請書については、標準様式とOCR対応様式の2つが総務省から各自治体に示されている。OCR対応様式の給付対象者の項目には、「特別定額給付金を『希望する』『不要』」という2つの選択肢がある上、「いずれかにレ 記入が無い場合は『希望する』として取り扱います」との説明が添えられているが、標準様式の同項目では、「給付金の受給を希望されない方はチェック欄(□)に×印を御記入ください」という表示。辞退の意思を聞いていると思わず印をつけてしまう可能性がある。間違えて印をつけてしまうケースを避けるため、独自の様式を採用する自治体もある。

この「受給を希望されない方」にチェックが入っている場合の対応について、ある自治体で申請書の受け付けを担当しているというTwitterユーザーは「勘違いなのか本当に辞退するのか電話で問い合わせている」と13日夜に投稿。しかも、「今日確認した人たちはみんな勘違いだった」として、「人口の多い自治体だとどう処理するんだろう。申請書を信用して機械的に処理すると後々大変だな」との心配をつづっている。

エゴサーチ力が高いことで知られる河野防衛相だが、この総務省に関する投稿も目にしたかどうかは不明。しかし、14日朝には、特別定額給付金の受給希望者に対してTwitterで注意喚起。「『希望しない』に勘違いでチェックをつける人が多いようです。間違いないように気をつけましょう」と呼びかけた。