新型コロナウイルの感染拡大で病院の集中医療が崩壊の危機にさらされ、「集中医療を譲る意志カード」が話題になっていると、「とくダネ!」が伝えた。10万人あたりのICUのベッド数は日本は5床程度で、イタリアの12床程度、ドイツの29〜30床と比べても圧倒的に少ない。若齢者と高齢者が同時に運ばれてきたとき、高齢者がカードを表示して若齢者にICUを譲るのだという。

街の声を聞いてみると、「年寄りを助けないの。自分が先々ないっていうのなら、身内の若い人に譲るかもしれないけど」(70代女性)という意見もあれば、「80歳くらいになったらいいかな、別に。やっぱり若くて先のある人が優先されるべきかなとは思う」(70代女性)と賛同する人もいる。

このカードを作ったのは、現役医師でもある、大阪大学の石蔵文信・招聘教授だ。ひっ迫した状態で治療に当たる医療従事者の助けになれば、という思いで作ったという。「当然、100人いたら90人以上の人が反対するのは目に見えていますが、なかには賛同してくれる人もいるかも知れない。そういう心があっても、どう表現したらよいか分からないと思って作りました」

「65〜75歳が人工肺の効果の限界」

さしあたって、新型コロナウイルスに感染して、重症化した時、自分はどうするかだ。「人工肺の数は限られていますので、付けるか付けないかで命の選択があります。年齢的には、65〜75歳が人工肺の効果の限界と言われています」と石蔵教授は話す。

コメンテーターたちはこの話題にまったく触れなかったが、司会の72歳の小倉智昭に遠慮したのかな。