特別賞を受賞した川崎。その活動が評価された。(C)SOCCER DIGEST

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 5月12日、「2020Jリーグシャレン!アウォーズ」の各賞が発表され、J1の川崎が「Jリーグチェアマン特別賞」を受賞した。

“シャレン”とは社会連係活動の略で、社会課題や共通のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など)に、地域住民や企業、自治体、学校などとJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動のことを指している。

「シャレン!アウォーズ」は今季から創設され、全国56クラブの年間計2万5000回を超えるホームタウン・社会連係活動活動の中から、各クラブがエントリーした活動のうち、一般投票や有識者らの選考を経て各賞が決定する。

 川崎は昨年7月27日、28日にJTB、ANA、富士通、先導的共生社会ホストタウンである川崎市とともに、発達障がいのある子どもたちのため「川崎×大分戦」を含めてサッカー観戦及びサッカー教室交流イベントを実施。

 発達障がいのある子どもたちに、スポーツ観戦やスポーツ体験などの機会を提供することにより、心のバリアフリーの普及、合理的配慮の概念の浸透を推進したことなどが評価された。
 川崎の藁科義弘社長は受賞にあたって次のようにコメントしている。

■代表取締役社長 藁科義弘
「この度、チェアマン特別賞をいただきました。
JTB様、ANA様、富士通様、川崎フロンターレの4 社、川崎市と協働した取り組みとして、等々力等々力陸上競技場でのホームゲーム、翌日の麻生グラウンドにて、子ども達が安心した環境で試合観戦とサッカー教室が体験できる交流イベントを行いました。実施にあたって、各社の連携はもちろんですが、対戦相手の大分トリニータ、またスタジアムで子ども達を温かく迎え入れてくれた両クラブのサポーターの皆さまのご協力無くしては実施出来なかったと思います。本当に感謝いたします。
当日、スタジアムに足を運んでくれた子ども達の笑顔が印象的でした。また後日になりますが、参加してくれたお子さんが、再度スタジアムに足を運んでいただき、スタンド内で応援観戦をしてくれました。各社、川崎市、両クラブサポーターと連携した活動で、子ども達に大きな1歩を踏み出せてもらえたことは非常に意義がある活動だったと思います。
川崎フロンターレでは誰もが暮らしやすい社会の実現の為、今後もこのような活動を継続しておこなってまいります」

 なお、予定されていた表彰イベントは、新型コロナウイルス感染予防および感染拡大防止のために中止となった。
 
■選考結果は以下の通り

【ソーシャルチャレンジャー賞】

■大宮アルディージャ「手話応援デー」
ノーマライゼーションの普及を目的として手話でも応援。啓発活動として手話体験・聴導犬等PRのブースも

■FC東京「少年院の少年たちの社会復帰サポート活動」
誰もが取り残されない社会の実現を目指し、多摩少年院の少年たちの社会復帰を支援する「職業訓練」に協力

【パブリック賞】

■徳島ヴォルティス「ヴォルティスコンディショニングプログラム(SIB)」
市民の健康・介護予防を目的に、クラブ・行政・連携企業がタッグを組んで運動を習慣化するための取り組み

【メディア賞】

■ガイナーレ鳥取「芝生で地域課題解決!『しばふる』で街も人も笑顔に!」
スタジアムの施設管理で培った芝生ノウハウをもとに遊休農地を使用しての芝生生産プロジェクト

【Jリーグチェアマン特別賞】

■川崎フロンターレ:「発達障がい児向けサッカー×ユニバーサルツーリズム」
発達障害に対し社会の偏見や誤解を払拭し、誰もがスポーツや旅行を楽しめる社会の実現に向けての取り組み

構成●サッカーダイジェスト編集部

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