新型コロナウイルスによる影響で、派遣切りや学校の一斉休校などによって働くことができず、生活に困る家庭が増えている。特に深刻なのがひとり親、シングルマザーの世帯だ。ひとり親世帯にお米を送る支援をしているNPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」には、切実なメッセージが寄せられている。

「『お米だぁ、早く炊いて食べよう』と久しぶりのお米を見て早く食べたそうでした」「『お米がいっぱいある。じゃあ雑炊じゃなくていいね』と喜んでいました」「食材が何もなくても、ご飯さえあれば塩と焼き海苔で満腹になることができます」

赤石千衣子理事長は「ひとり親に特化した支援は何もありません。50%以上が貧困というひとり親に、なぜ(支援が)届かないのかと思います」と涙声で訴えていた。

「自分が食べたいものや飲みたいものもありますが、いっさい買えないので、子どもが好きなものだけ」と話すのは、1歳半の娘をもつ滋賀県在住のシングルマザーだ。現在の所持金は2681円。育児休暇を終えて、4月から仕事復帰する予定だったが、コロナの影響で保育園に預けられず、育児休暇を延長している。2カ月に1回支給される育児休業給付金約30万円が唯一の収入だが、今年2月に振り込まれて以降、ストップしている。

育児休業給付金の給付を受け持つハローワークの担当者によると、新型コロナの影響により人員が縮小されているなか、ほかの給付金の申し込みも殺到しており、事務作業が追い付かずに入金が滞っているのだという。

一律10万円給付金ではカバーされない低所得層

望月優太(ウェブマガジン編集長)「今の日本にはかなりの規模の貧困があります。もともと低所得世帯向けに30万円という給付金が一律10万円になったこと自体はいいと思いますが、同時に所得が特に低い人たちに重点的に支援していかないといけません」

盒驚療機癖杆郢痢法屮魯蹇璽錙璽の人たちは、手続きのルールが何度も変わっている雇用調整助成金も担当しています。国の方針変更で現場が大混乱しており、そのあおりで、受け取れるお金が受け取れない人が出てきています」

キャスターの立川志らく「子どもが『雑炊じゃなくていいんだ』と言うなんて、古典落語の世界です。いくらコロナが大変だからといって、こんな話が出てきちゃいけませんよ」