豊島 スパイバー 第三者割当増資の引受と共同研究契約の締結

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 繊維商社の豊島が、バイオベンチャー企業 スパイバー(Spiber)の第三者割当増資を引き受けるとともに、紡績糸とテキスタイル開発に関する共同研究契約を締結した。投資額は非公開としている。

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 スパイバーは2007年に設立されたスタートアップ企業で、2018年にはクールジャパン機構から30億円の資金を調達しており、昨年12月には同社独自の素材の人工合成クモ糸「クモノス(QMONOS®︎)」を採用しゴールドウインと共同開発したアウトドアジャケット「ムーン・パーカ(MOON PARKA)」を発売するなど話題を集めている。

 今回の共同研究契約の締結により、両社はナレッジとリソースを相互に活用。ファッションを含む幅広いライフスタイル分野において、スパイバーが独自に開発した「ブリュード・プロテイン(Brewed Protein™)」をはじめとする構造タンパク質繊維の用途の多様化と、普及拡大に向けた開発を進めていくという。

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