●まずは、給付金申請を受付開始を調べよう

○特別定額給付金とは?

新型インフルエンザ等対策特別措置法の緊急事態宣言下における家計への支援を目的とし、2020年4月20日に「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」が閣議決定された。これにより、基準日(2020年4月27日)において住民基本台帳に記録されている者を給付対象者として、1人につき10万円の給付が行われることになる。事業の経費負担は国となるが、実施主体は地区町村だ。

申請受付の開始時期は市区町村に依存しており、既に給付申請受付が開始された自治体もあれば、準備中の自治体もある。

給付金の申請方法は、郵送とマイナンバーカードを利用したオンライン申請の2種類がある。マイナンバーカードを使った申請としては過去最大規模となる可能性が高い。マイナンバーカードを持っているのであれば、この機会にオンライン申請を行ってみるのも手だ。本稿では、特別定額給付金のオンライン申請のポイントを紹介しよう。

○申請受付が開始されているかどうかを調べる方法

特別定額給付金の申請受付の開始は、該当する地方自治体のホームページなどで確認できるほか、マイナポータルのサイトから申請受付が開始されているかどうかを確認することが可能だ。マイナポータルは、次のリンクからアクセスできる。

サービストップ | マイナポータル

本稿執筆時点では、トップページに次のような特別定額給付金申請に関するリンクが用意されている。「申請はこちら」をクリックすることでm申請開始の有無を調べるページに移動できる。

マイナポータル

表示されるページに「申請受付開始団体一覧」というリンクが用意されており、クリックすると次のようにその時点で申請受付を開始している団体の一覧が表示される。

特別定額給付金のオンライン申請受付が開始されている団体一覧

一覧から探さなくても同じページから対象地域を入力して確認することができる。次のスクリーンショットのように、表示されているフィールドに郵便番号または市区町村名を入力して検索を実施することで調べることができる。

郵便番号または市区町村名を入力して検索

検索画面で対象として「特別定額給付金」を選択し、「この条件で探す」をタップする。

「特別定額給付金」で検索を実施

まだ申請受付が始まっていない場合は、検索結果に次のように「準備中」という結果が表示される。

まだ申請受付が始まっていない場合の検索結果例

いつ申請が開始されるかは自治体ごとに異なっている。開始時期に関しては自治体のホームページに説明が記載されていることが多いので、参照してもらえればと思う。

●スマートフォンから申請する手順

マイナンバーカードを使ってオンライン申請を行う方法としては、スマートフォンを使う方法とPCを使う方法の2種類が想定されている。マイナンバーカードからデータを読み取る必要性や書類の写し(画像データなど)を提出することを考えると、スマートフォンを使うほうが簡単だろう。

まず、オンライン申請する人は次の基準を満たしている必要がある。

世帯主であること

世帯主のマイナンバーカードを持っていること

そして、申請までに次の準備を済ませておく必要がある。

準備できないものがある場合、スマートフォンによるオンライン申請は見送ることになる。その場合には郵送で申請しよう。

次に、準備のポイントについてまとめておく。

○マイナンバーカード

オンライン申請にはマイナンバーカードが必須となる。世帯主のマイナンバーカードが必要で、家族のマイナンバーカードでは代用できない。また、通知カードと呼ばれるICチップの内蔵されていないものは使用できないので、注意が必要だ。

また、6桁から16桁の「署名用電子証明書暗証番号」が必須となる。この「暗証番号を忘れてしまった」または「設定していない」場合はオンライ申請を行うことはできない。4桁の「券面事項入力補助用暗証番号」は、覚えていなくても申請者情報を手動で入力すればよいので大丈夫だ。

マイナンバーカード交付時に「署名用電子証明書暗証番号」「利用者証明用電子証明書暗証番号」「住民基本台帳事務用暗証番号」「券面事項入力補助用暗証番号」という4つの暗証番号を設定していると思う。そのうち最低でも「署名用電子証明書暗証番号」を、入力の一部を自動で行うなら「券面事項入力補助用暗証番号」も使用するということだ。

○スマートフォン

スマートフォンには、マイナンバーカードとデータをやり取りする機能が必要だ。iPhoneであればiPhone 7以降のモデルでiOS 13.1以降のバージョン、Androidに関しては「マイナポータルAPに対応しているスマートフォンを教えてください。 | よくある質問|マイナポータル」に掲載されているモデルが必要となる。

●準備をきっちり済ませ、落ち着いて申請しよう

○マイナポータルAP

スマートフォンとマイナンバーカードとでデータのやり取りを行うために「マイナポータルAP」というアプリが必要になる。申請を開始するまでにインストールしておく。

公式にアプリストアで「マイナポータルAP」を探してインストール

「マイナポータルAP」動作サンプル

○振込先口座の確認書類の写し

振込先口座情報を申請データとして入力するほか、本人の口座であることを確認するための書類の写し(画像データなど)を提出する必要がある。通帳、キャッシュカード、インターネットバンキングの画面などの写し画像で、金融機関名・口座番号・口座名義人等がはっきりとわかるものとされている。あらかじめスマートフォンのカメラを使って撮影しておこう。

○そのほか、申請時に入力する情報

世帯主の氏名や電子メールアドレス、電話番号、振込先口座情報、給付対象者情報など、オンライン申請時に入力するデータを整理しておく。

○マイナンバーカードの読み取りに注意

マイナンバーカードの情報を利用する関係で、オンライン申請からアプリへの切り替えが発生する。マイナンバーカードからのデータの読み取りなども普段行わない操作なので、戸惑うことも多いのではないかと思う。

マイナンバーカードの読み取りを適切に行うには、スマートフォンごとに適切な位置にマイナンバーカードを設置してから操作を行う必要があるとされている。次のページに設置位置などの情報が掲載されているので、操作する前に該当するモデルでの場所を確認しておこう。

電子証明書の読取り可能なスマートフォン(iPhone)に関するトラブルシューティング

事前の準備 | 公的個人認証サービス ポータルサイト

特別定額給付金の給付申請期限は、郵送方式の申請受付開始日から3カ月以内とされている。ゆっくり準備していると申請期限を過ぎる可能性がある。自治体から送られてくる郵送書類などの到着に合わせて申請書類の用意などを行い、申請作業を行うといったタイムラインで作業を進めておくとよいだろう。