キャッシュレス決済でポイントをうまく攻略すれば家計を助けられます(写真:Panya_sealim/iStock)

新型コロナウイルスが猛威を振るうなか各キャッシュレス決済のポイント商戦にも変化が表れています。消費増税に伴いはじまった最大5%ポイント還元となるキャッシュレス・ポイント還元事業を筆頭に、コロナウイルスの影響が色濃い今、各社のポイント商戦を攻略する方法はあるのでしょうか。

キャッシュレス決済を利用すればポイントも現金も貯められます。『あきの新ズボラ家計簿』の著者、あきさんが「コロナで外出自粛が続く今の時期のポイント攻略法」を解説します。

投資や貯金より確実に貯まるポイント

新型コロナウイルスの影響による株価の乱高下は、これまでコツコツと投資を続けてきた人を青ざめさせたでしょう。また、言わずと知れた銀行の普通預金の金利は三大メガバンク(三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ)は0.001%(2020年4月17日現在)で横並び。定期預金にしても0.002%の低金利が続いています。 

投資をすれば元本が減るリスクもあり、超がつくほどの低金利により銀行に預金をしてもほとんど増えませんが、一方でキャッシュレスによるポイント還元は年利2〜3%は確実。キャッシュレス・ポイント還元事業やお得なキャンペーンなどを活用することで5倍、10倍、20倍のポイントや割引がつくこともあります。

例えばキャッシュレス決済の金額を年間100万円にすれば2%還元でも2万円、もし年間300万円にして年間6万円のポイントがつけられれば月5000円分の収入が増えたのと同じことになります。これは誰でもノーリスクで事実上、お金が殖やせる技なのです。


(出所:「あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」)



(出所:「経済産業省」キャッシュレスの現状及び意義)

令和元年6月21日閣議決定の「成長戦略フォローアップ」では、2025年6月までにキャッシュレス決済比率を倍増し、4割程度とすることを目指すとされていますが、日本のキャッシュレス決済比率は2016年において約20%。2018年には24.1%まで伸びていますが、主要各国では40〜60%に対し、日本はまだまだ低いという現状があります。

一方で、コロナウイルスの感染者数の増加や緊急事態宣言により私たちの生活は一変しました。

これまで現金主義だった人も「スーパーへ買い出しに行くことが怖い」「緊急事態宣言により休業が増えインターネットショッピングでしか買い物ができない」といった悩みが増え、巣ごもり生活が続くことでキャッシュレス決済を利用せざるをえない状況になってきています。

コロナで外出自粛が続く今狙い目なポイントは

外出自粛が長引いている今、各社のポイント獲得条件は軒並み変化を見せています。

【PayPay】
2020年4月1日より基本付与分は1.5%から0.5%に変更。決済回数50回以上、利用金額10万円以上で各0.5%上乗せ。最大1.5%(Yahoo!JAPANの対象サービスなら最大2.0%)。

2020年4月30日まで消費者還元事業の5%還元対象店舗で利用すると最大10%還元(4月30日以降未定)。

テイクアウトも含めた「オリジン弁当」「ガスト」「ジョナサン」「バーミヤン」などの店舗で利用すると20%還元などのキャンペーンを実施中。

【LINE Pay】

2020年5月1日からLINEポイントクラブに変更。過去6カ月のLINEポイント獲得数に応じてマイランクが決定。6カ月間の獲得ポイントが0ポイントの場合はマイランク「レギュラー」となり還元率1%。Visa LINE Pay クレジットカードの登録で6カ月間の獲得ポイントが100ポイントで還元率1.5%、500ポイントで還元率2%、5000ポイントで還元率3%。

2020年6月30日まで消費者還元事業の対象店舗で利用すると最大7〜8%還元。

【d払い】

基本的な還元率は店頭での支払いでは0.5%、インターネットショッピングでは1%。dポイントスーパー還元プログラムが実施されており、最大7%まで基本的な還元率を上乗せすることができる。

2020年5月10日からスーパー還元プログラムの内容が変更になる。dポイントクラブの会員ステージがプラチナで+1%、dポイントを貯めた回数で+0.5%または1%、dカードGOLDでドコモの利用料金の支払いをすることで+1%、ネットの買い物で+1%または2%、前月のdカード請求額により+1%または2%の最大7%。

2020年6月30日まで消費者還元事業の5%還元対象店舗で利用すると最大10%還元。

2020年4月28日〜5月11日までコンビニ限定で+5%、初めての利用なら10%還元などのキャンペーンを実施中。

【Suica】

カードタイプのSuicaの利用で200円ごとに1ポイント(還元率0.5%)。モバイルSuica利用時は50円ごとに1ポイント(還元率1.5%)。チャージにVIEWカードを利用することで+1.5%還元。合計3%の還元率。

5月10日まで母の日特集で3000円以上の購入で300ポイントプレゼントなどのキャンペーンを実施中。

【auPay】

通常時の還元率は0.5%(200円ごとに1ポイント)。毎月3がつく三太郎の日(3日、13日、23日)はさまざまな特典が用意される。

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今までキャッシュレスによるポイント還元といえば「コンビニ」「ドラッグストア」「外食」などが中心でしたが、外出自粛により「デリバリー」「お取り寄せ」「テイクアウト」「インターネットショッピング」によるポイント還元が中心になっています。

筆者は3人の子供がいますが、休校に伴い3人分の学習参考書を3月20日に「dショッピング」で約5000円弱をまとめて購入。後日855ポイントが還元され、新しい書籍をほぼ20%引きと同じで購入することができました。


筆者のポイント獲得履歴画面より

キャッシュレスでポイントを貯めよう

キャッシュレス決済はキャンペーンを利用することで高還元率になりますので、お得に利用できる日を狙って利用しましょう。


クレジットカードを利用してキャッシュレス決済をするだけでは高還元のポイントを狙うことはできません。せいぜい1%前後が限界です。

ポイントはキャンペーンを利用し、かつ2重どり、3重どりする方法を考えることでざくざく貯まり始めます。

新型コロナウイルスのニュースが連日報道されるなか、長引く外出自粛でお財布にも不透明な日々が続きます。これまで現金派だった人も、ポイントを家計の足しにするきっかけになるかもしれません。