オンラインで取材に応じる槙野。将来についての考えを語った。(C)SOCCER DIGEST

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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、Jリーグは中断が続いている。浦和レッズの槙野智章はそんな状況でも将来を見据え、B級コーチライセンス取得のためにパソコンを使って講義を受けているという。

 5月4日にオンライン会議アプリの「Zoom」を通して複数メディアの取材に応じた槙野は、ライセンス取得の意図と将来のビジョンを語った。

「この時間があるからスタートさせたわけではなくて、3年前くらいからスタートさせようという心構えではいました。なかなか時間に余裕がなかったということもあって、このタイミングになりました。僕には、引退した後、監督になりたいという大きな目標があって。それに向けて現役選手のうちに取れるB級ライセンスまでは取っておきたいなと。それと、B級の研修の中でこのあと指導実践が行なわれるんですけど、レッズのアカデミーの子たちと接し、自分の言葉と一緒に指導をすることで、何か伝えられること、変化できることがあるんじゃないかと思って」

 5月11日には33歳になる。セカンドキャリアについても考えざるを得ない年齢である。槙野が監督を志した理由は「引退後に自分の力が一番発揮できる」と思ったからだ。
 
「いろんな考えがありますが、僕はやっぱりサッカーに生きてきた人間。自分の力が一番発揮できるのは、今は選手だからフィールドの中ですけど、引退した後はピッチの脇でやりたいなというのもある。今までいろんな監督さんを見てきましたけど、自分がこうなりたいとか、こうしたいという、いろんなイメージを持ちながらやっている。それが叶うならば、ですけど、そのための準備はしないといけないと思っています」

 すでにC級ライセンスを保持していると明かした槙野は、B級の講義を受けて新しい発見も得られたという。

「B級ライセンスについて言えば、各ポジションのことを知っておかなければいけない。GKの講義もありました。GKに関してはまったく分からないことばかりだったので、そこはすごく魅力的だなと思いました。また年代に応じて、選手にかける言葉とか練習メニューを変える必要がある。そうやって気を遣ってスタッフの方々や監督は選手に落とし込んでくれているのかなというのを改めて知ることができた。なによりも一番大事なのは、選手たちが意欲的に楽しんで練習をすることを作り上げることで、それが監督やスタッフの目的なのかなと。改めて知ることができたので良かった」

 引退後の夢に向けて、着々と準備を進めている。将来、ピッチサイドで熱く指示を出す槙野の姿が見られるかもしれない。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)