セレッソ大阪FW西川潤は桐光学園高3年時に主将としてインターハイ優勝。(写真協力=高校サッカー年鑑)

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 ゲキサカではプロ入り1、2年目選手の高校時代を知る後輩たち(現役高校生プレーヤー)に対して、プロでの活躍が期待されている先輩プレーヤーの高校時代についてインタビュー。彼らのピッチ内、ピッチ外で“ハンパなかった”一面や意外な一面とは?

 今回は桐光学園高(神奈川)からセレッソ大阪へ新加入したFW西川潤だ。西川はMF中村俊輔(現横浜FC)らを輩出している名門・桐光学園で入学当初から10番。2年時のインターハイでは驚異の5人抜きゴールを決めるなど計6得点でチームを準優勝へ導き、主将を務めた3年時のインターハイでは準々決勝、準決勝で決勝ゴールを決めて初の日本一に大きく貢献した。全国高校選手権は出場1度、無得点に終わっているものの、高校生でJデビューを果たすなど、同世代で最も注目されるプレーヤーに。また、在校中にU-17ワールドカップ、U-20ワールドカップへ出場し、世界を相手に輝きを放った。

 欧州トップクラブも関心を寄せる逸材レフティー。西川の高校時代について、1学年後輩で新リーダーのCB奈良坂巧(3年)と1年時からゴールを守るGK北村公平(3年)、そしてエースストライカー候補のFW庄司朗(3年)が教えてくれた。

(※桐光学園高の協力により、アンケート形式で取材をさせて頂いています)

―西川先輩の“ハンパない”と感じたところについて教えて下さい。
奈良坂「大切な試合で必ず結果を残すところです。まさに“スター”という感じでした」
庄司「試合ではもちろんですが、練習からハンパなかったです。特にシュート練習ではシュートスピードとコースが完璧で、『これがプロか』と毎回衝撃を受けていました」
北村「オーラは格別で、大体のことがハンパないんですけれど、やっぱり縦への推進力とシュートは本当に凄いなと思いました。自主練でシュートを受けることが多かったんですけれど、本当に取れないんです。周りには『なんでそれ取れないの!?』とか言われるんですけれど、ボールが自分から逃げていくというか、キーパーのことをよく分かってるんだなと思います」

―彼を見て驚いた試合はある?
北村「やはり、2018インターハイ準々決勝の富山第一戦ですね。(5人抜きして決めた)あのゴールには本当に驚きました」
庄司「(2019)インターハイの京都橘戦です。お互い点が入らずにこのままPK戦になるかもしれないという試合でしたが、後半アディショナルタイムに潤君が点を決めて勝って、大事なところでの勝負強さが別格だと思いました」
奈良坂「U-17ワールドカップの試合です。国を背負うというプレッシャーの中でも結果を出す姿には、尊敬の念しかありませんでした」

―彼が隠れて努力している姿などを知っていれば教えてください。
奈良坂「凄く食事に気を遣っていました」
庄司「チームの練習前、早くから部室を出てストレッチや体幹などを毎回欠かさずにやっていました。毎回の練習に対する準備や意識がとても高かったです」

―身体のケアが人一倍だった。
北村「先輩の中では一番早くトレーナールームに来てストレッチを始めたり、身体のことは誰よりも気を遣っていたと思います。それと、潤くんがU-17W杯から帰ってきたあとの紅白戦で全然噛み合わなくて、責任感じて泣いてる潤くんを見た時には、キャプテンとして誰よりも引っ張ろうとしてくれているんだなと気持ちが奮い立たされました」

―ピッチ外の彼について。
北村「ピッチ外でもオーラは凄かったです。でも優しいし面白いし、いい人です(笑)。(昨年の)沖縄インターハイのフリータイムでは色んなことを教えてもらいました」
庄司「よく歌を歌っていました。練習前とかはノリノリで楽しそうでした。歌も上手かったです」
奈良坂「全てに対して真面目です」

―西川先輩へのエールを。
北村「海外クラブに注目されたり、東京オリンピックにも候補となるような潤くんを見ていていつも刺激をもらっています。怪我なく、潤くんらしくプロ生活頑張ってください!」
奈良坂「Jリーグでのご活躍楽しみにしています」
庄司「プロの舞台は大変だと思いますが、怪我をしないように頑張ってください。活躍する姿を楽しみにしています」

―先輩への誓い。自分たちの今年の意気込みも教えて下さい。
北村「去年、一昨年と選手権では悔しい思いをしてきたので、その借りを返すこと。そして、選手権優勝するので見ていてください」
庄司「去年の選手権では全国に出ることができず、とても悔しい思いをしました。今年は、神奈川制覇、そして選手権で初優勝を達成できるようにチーム全員で頑張ります」
奈良坂「選手権で優勝できるように、頑張ります」

CB奈良坂巧は西川の後継リーダー。(写真協力=高校サッカー年鑑)

1年時から西川とプレーしてきたGK北村公平。(写真協力=高校サッカー年鑑)

桐光学園の新たな点取り屋、FW庄司朗。(写真協力=高校サッカー年鑑)


(取材・文 吉田太郎)