強力助っ人としてJリーグ史に名を残したポドルスキが日本への想いを語った。 (C) SOCCER DIGEST

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 今年1月18日に契約満了でヴィッセル神戸を退団。現在はトルコ1部のアンタルヤスポルでプレーする元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、日本への想いを語った。

 まさに電撃的な入団だった。2017年の7月にトルコのガラタサライから神戸に加入したポドルスキは、そのスター性で一大ブームを巻き起こした。後にアンドレス・イニエスタやダビド・ビジャ、トーマス・ヴェルメーレンら多くの名手が神戸入りをする火付け役ともなった。

 ラストシーズンはコンディションの問題から満足の行く活躍ができなかったものの、今年の元日に開催された天皇杯決勝ではスタメン出場。先制点を呼び込むシュートを放つなど、クラブの初タイトル獲得に貢献した。

 Jリーグを愛し、愛されたストライカーは、ファッションとサッカーに関して日頃からユニークに取り上げている海外メディア『Soccerbible』のインタビューにおいて、日本での約3年間を次のように振り返っている。

「言葉で表現するのは難しいな。異なる文化を学び、日本を見ることができたのは、とても良い経験だった。国全体、街、そして、フットボールの文化も、ヨーロッパとは全然違う。だけど、自分は好きだった。

 3年近くいて、多くを学んだ。多くの人たちと会い、素敵な友人も見つけた。素晴らしいファンと人々がいる素敵なクラブもね。選手やファンと会いたい時はいつでも戻れることは知っているよ。戻ることができるために自分は常にハードワークをしてきた」

 さらにポドルスキは、自身の日本挑戦に対する自負も語っている。
 

「自分は多くの点でクラブやJリーグをより良くしたと思うよ。クラブの見栄えも良くしたよ。90年代にも欧州から日本に行く選手はいたけれど、近年では自分が最初の大型移籍だった。

 僕が神戸に行く前まで、欧州では誰もこのクラブのことを知らなかったと思う。そして、あそこに行って、彼らのInstagramのページまで作った。ロッカールームも変えたし、スタジアムもちょっと変えた。クラブと一緒に多くのものを作り出したんだ。テレビやピッチ上でのプレーしか目にしていない人々はそういったことは知らないかもしれない。

 でも、自分は裏で多くのことを変えたと思う。自分はJリーグを人々やイニエスタやトレースなどの新しい選手にとってより面白いものにした。『ポドルスキがいるなら、ここでプレーするのはいいな』と思ったはずさ」

 ピッチの内外における自身の影響力を口にした元ドイツ代表FWは、それでも日本を去る決断を下したワケも語った。

「クソ野郎みたいになって去ることはしたくなかった。そうしないと、人々はその選手のことをクソ野郎として覚えるからね。ピッチ内外でいい人だったと記憶されるために、ハードワークしたからね」

“クソ野郎”ではなくクラブの初戴冠に貢献した“レジェンド”として神戸を去ったポドルスキ。その功績は称えられて然るべきだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部