Appleが2020年度第2四半期(1〜3月)の業績を発表しました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で売上の低下が予想されていた中、まさかの売上増を記録しています。

Apple reports $58.3B revenue in Q2, shows growth despite COVID-19

https://appleinsider.com/articles/20/04/30/apple-reports-583b-revenue-in-q2-affected-by-covid-19

2020年2月、Appleは当時中国で猛威を振るっていた新型コロナウイルスにより、iPhoneなどの生産状況に影響が出たことから、2020年度第2四半期の売上は当初の予想を下回るものとなるだろうと投資家向けに警告を発していました。なお、Appleは当初、2020年度第2四半期の売上を630億〜670億ドル(約6兆7600億〜7兆2000億円)と予想していましたが、新型コロナウイルスの影響をかんがみて数字を下方修正しています。

Appleが公式に「コロナウイルスの影響で売上が低下する」という予想を発表 - GIGAZINE

その後、2020年5月1日にAppleが2020年度第2四半期の業績を発表しました。2020年度第2四半期の売上高は583億ドル(約6兆2600億円)を記録しており、この数字は前年同期の580億ドル(約6兆2200億円)から1%の微増となっています。Appleによると、アメリカ以外の国と地域での売上高は全体の62%を占めるそうです。

Appleのティム・クックCEOは、「新型コロナウイルス感染症の未曽有の影響にもかかわらず、我々はサービスやウェアラブル端末といった分野の成長に引っ張られ、四半期ごとの業績で増収を発表できることを誇りに思っています」と声明を出しています。

なお、2020年度第2四半期の売上総利益は95億ドル(約1兆200億円)で、当初の予想数字である96億〜97億ドル(約1兆300億〜1兆400億)をわずかに下回りました。四半期ごとの売上高(青)と売上総利益(緑)をグラフ化すると以下の通り。

ウォール街の専門家はAppleの2020年度第2四半期の売上高を545億ドル(約5兆8400億円)程度と予想していましたが、この数字を大幅に上回る売上を記録しています。

なお、同期間におけるiPhoneの売上高は289億6000万ドル(約3兆1000億円)で、前年同期の310億ドル(約3兆3200億円)から減少。iPadの売上高は44億ドル(約4700億円)で、前年同期の49億ドル(約5300億円)からこちらも減少。しかし、クックCEOの言葉の通り、ウェアラブル・ホーム・アクセサリカテゴリの売上高は63億ドル(約6800億円)で、前年同期の51億ドル(約5500億円)から大幅に増加。さらに、サービス部門の売上高は134億ドル(約1兆4400億円)を記録しています。

なお、Appleは新型コロナウイルスのもたらす不透明な状況により、2020年度第3四半期の業績見通しを示すことは不可能としています。