新型コロナウイルス感染症の治療薬として、政府は「レムデシビル」を早ければ5月(2020年)上旬にも承認する方針を固めた。海外での承認を条件に審査手続きを簡略化する特例措置を適用する。レムデシビルは米国の製薬会社がエボラ出血熱の治療薬として開発した点滴薬で、コロナウイルスでは重症な人向けとされ、近くドイツや米国で承認の見通しという。

白鴎大学の岡田晴恵教授によると「米国で70%の改善データがある」そうで、司会の羽鳥慎一も「一つの安心材料」と紹介した。元内閣官房参与の田坂広志・多摩大学大学院名誉教授は「今はある意味で戦時中なのだから、こういうものを早く認可する努力が必要です」と語った。ただ、これには異論も出た。

アビガンは中国でしか承認されていないから?

青木理(ジャーナリスト)「緊急事態だからこそ、政府がやることは大丈夫かとチェックが大切です」

菅野朋子(弁護士)「チェックは必要ですし、迅速性も大事。わたしはいい情報だと思う」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「なんで(日本で多く使われている)アビガンを後回しにするのか不思議だ。アビガンがどういう状態にあるのかも、安倍首相に言ってもらいたい」

アビガンは新型コロナウイルス感染症の治療薬としては中国でしか承認されていない。「レムデシビルは欧米で承認が確実で、重症者への点滴薬であるレムデシビルと、軽症段階から使う錠剤のアビガンとは、使い勝手も用途も違う」(岡田教授)ということらしいが、有効なら早く使えるようにしてほしいものだ。