新型コロナウイルス対策を所管する西村康稔経済再生担当相が感染の有無を調べるPCR検査を受けたことがネット上で「ずるい」などと批判を浴びています。

 西村氏は19日に視察に同行した内閣官房新型ウイルス感染症対策推進室の職員の感染が確認されたことから、25日から自宅待機し、27日に公務に復帰しました。これに関して西村氏は26日にツイッターに「PCR検査を受け、陰性であることも確認した」と投稿。この投稿に対し、「どうしてあなたが検査を受けられるのか」「政府要人だから検査を受けられるのか」などと批判、不満のコメントが相次ぎました。

 こうした批判の背景には不十分なPCR検査体制があります。全国で1日1万5000件以上の検査が可能にもかかわらず、この1週間は1日に約8000件にとどまっています。政府の補正予算案では検査体制の強化に1円もつけられていません。これではたとえ症状が出た人であっても検査を受けることができません。不安を抱えた国民の叫びが西村氏への“批判”となって噴出しました。

 野党はこの間、医師が必要と判断した人は誰でも検査が可能な検査体制を求めてきました。国民の不安を解消するためにも検査体制の強化は急務です。