『ダウンタウン』の松本人志が情報番組『ワイドナショー』(4月5日放送、フジテレビ系)で「水商売のホステスさんが仕事休んだからといって、普段の(ホステスが)もらっている給料をわれわれの税金では…俺はごめん。払いたくないわ」の発言に対し、水商売関係者が激怒している。抗議の意味を込めた、LINEを通じて『最低5000人の署名運動』がスタートしており、東京・銀座や六本木、新宿歌舞伎町の業界関係者にまで輪が広まっているようだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一定の減収になった世帯に対して、政府は助成金支給で現金30万円を給付する方針を明らかにした。助成制度では、キャバクラなど接待を伴う飲食業は当初、対象外にされていた。

「支援団体は見直しを求めているが、加藤勝信厚労相は“取り扱いを変えるつもりはない”と応じない姿勢を示していた」(政治記者)

 その後、無所属の寺田学衆院議員に、助成制度から接待を伴う飲食業や風俗業が除外されていることを質問された菅義偉官房長官は「(助成金の支給)要請については見直したい」と答えたが、先行きは不透明。

「加藤厚労相の見解を撤回する前に、松本がホステスらに対する差別発言をした。まず、銀座ママやホステスたちが“松本、許せない”となったんです」(銀座の現役ホステス)

 銀座ママたちが中心となって「接待を伴うナイトクラブとその従業員に早急の補償を求めます! 風営法の管轄だけ差別されています。一般企業、一般市民と同じ処遇を!」といった内容の嘆願書への賛同をホステスたちのLINEを通じて求めている。

「4月7日に政府が緊急事態宣言を出したことで休業は5月6日まで。一番、困っているのはホステスですよ。いくら政府の要請で休んだからといって店は補償できない。そもそも、銀座のホステスは個人事業主として申告し、ちゃんと税金を払っていますからね。松本にとやかく言われる筋合いの話ではありません。署名は1万人を超えそうです」(銀座クラブオーナー)

 松本、アウト〜!