出世番号!バルセロナで「背番号24」をつけた5名のスター選手

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今日は4月24日。そこで、名門バルセロナで背番号24番をつけた後、飛躍した5名のスター選手を紹介。

ロジェール・ガルシア

ヨハン・クライフの薫陶を受けたガルシア兄弟。弟のロジェールは天才的な左足にスピードを備えたウィンガーだった。

ラ・リーガは1995-96シーズンから固定番号制を採用しており、ロジェールはバルサ最初の24番として活躍。

1999年に加入した同じ街のエスパニョールでも24番をつけ、主力選手としていきなり60年ぶりのコパ・デル・レイ優勝に貢献した。

バルサの写真がなかったため、エスパニョール時代のロジェール。西澤明訓がエスパニョールへ加入したのは翌2000-01シーズンのことだ。

カルレス・プジョル

バルサの歴史に名を残した偉大なカピタン。

トップチームへ昇格した頃はカンテラ出身らしく大きな番号(28番や32番)をつけていたが、2000-01シーズンから24番に。

すると、大一番となったホームのエル・クラシコで、“裏切り者”ルイス・フィーゴを完封。カーリーヘアのDFは一躍世界で知られるようになった。

その後、2002-03シーズンに5番へ変更。ポジションもサイドバックからセンターバックへと替わっていった。

アンドレス・イニエスタ

言わずと知れたイニエスタ。

現在ヴィッセル神戸でプレーする天才MFがバルサ時代、2003-04シーズンから5年間にわたって背負った番号が24番だ。

その前は34番でプロデビューを飾っており、僚友チャビが26番→16番→6番という変遷をたどったように、イニエスタも“最終目的地”は4番だったのかもしれない。

しかしその番号は、2003-04シーズンからラファエル・マルケスが着用。結果、イニエスタは2007-08シーズンから8番をつけることになった。

ヤヤ・トゥレ

そのイニエスタから24番を受け継いだのがヤヤ・トゥレ。

バルサ初のコートジボワール人選手は、恵まれたサイズとボールスキルを武器に、主に中盤の底、時にセンターバックとしてプレー。

ペップ・グアルディオラがセルヒオ・ブスケツを好んだため2010年にマンチェスター・シティへ移籍したが、イングランドの地でヤヤ・トゥレは世界的な選手へ成長した。

なお、シティではすでにパトリック・ヴィエラが24番をつけていたため、2と4を入れ替えた42番を選択している。

セルジ・ロベルト

近年カンテラ出身がトップチームでなかなか活躍できないバルサだが、セルジ・ロベルトはその壁を破った数少ない選手だ。

本格的にトップチームで出場機会を掴みだしたのが2013-14シーズン。その時の背番号が24番だった。

翌2014-15シーズンに20番へ変更すると、GK・CB・CF以外のあらゆるポジションをこなす“便利屋”としてチームに不可欠な存在に。

2018年に契約を更新した際に設定された「契約解除金5億ユーロ(およそ584億円)」がその価値の一端を示している。

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セルジ・ロベルト以降の24番は、ジェレミ・マテュー(2014-17)、ジェリー・ミナ(2017-18)、トーマス・フェルマーレン(2018-19)。

そして今季は、ドミニカ共和国出身のスペイン人DF、ジュニオール・フィルポが24番をつけている。