大金持ちの百貨店社長のおぼっちゃま、明智五郎(中村倫也)は趣味で美食の変人探偵をやっている。夫の浮気捜査を依頼してきた女、マグダラのマリア(小池栄子)が、理系の真面目な夫を高級包丁で惨殺したのは、第1の殺人で、自宅では毎晩、魚しか食べなかったのに、若い女の粗末なアパートでランチをしていたから。

第2の殺人は、素朴な青森のリンゴ農家の古川茜(志田未来)が、愛し合った同級生が東京に出て、別の女と仲良くやっているのを許せず、マリアにそそのかされ、リンゴジャムに青酸カリを入れて恋人ともども殺してしまう。実行犯はマリアだった。明智はランチをつくる小林苺(小芝風花)に運転させて青森まで行き事件解決。

刑事の上遠野(北村有起哉)とキャリアの2人は、明智とドタバタと絡みながら、結局、捜査内容を漏らしてしまって謎解きのヒントを与える。コミカルな探偵と刑事たちとのやり取りの割には、人類を全部殺してしまいたいという変質的美人殺人鬼マリアとの旅路の始まりである。ハンサムで甘い魅力の中村倫也の初主演!

金持ち探偵というアイデアは連ドラによく出てきたが、今回の中村倫也が1番ピッタリである。ただし、キヨトキョトとちょっかいを出しまくる小芝風花がうるさい。それにしても、第1回で断崖絶壁から後ろ向きに飛び降り自殺したはずのマリアが、無傷で登場するのは何でだ? その辺が漫画原作のご都合主義の典型である。(放送2020年4月19日22時30分〜)

(黄蘭)