今年3月の社員総会・臨時理事会で特任理事に選出された播戸氏。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 JリーグとNPB(日本野球機構)合同による第6回 新型コロナウイルス対策連絡会議が4月23日に行なわれ、その後ウェブ上での会見が実施された。

 4月7日に出された「緊急事態宣言」の影響もあって、今回の会議では、再開に向けた具体策よりも、現状の情報共有に重点が置かれた。

 会見でJリーグの村井満チェアマンは、「選手からも様々な“声”が届いている」と語ると、先月の社員総会・臨時理事会で決定したばかりのJリーグ特任理事、播戸竜二氏との以下のようなやり取りを明かした。

「播戸さんから選手のフィジカル以上にメンタルのケアを、という指摘があった。一人でコンディション調整を行なっていることもそうだが、家族も不安を抱えている中で、夜眠れない選手もいる。またチームドクターや関係者になかなか言い出しにくい選手もいるという話も聞いています」
 
 さらに、国際プロサッカー選手会が今月20日に発表した「新型コロナウイルスの影響で『うつ』の症状の選手が急増している」という話にも触れ、「Jリーグとしても心のケアをする窓口を考えています。スペインでは各クラブに心理学の専門家を用意しているという話もある。JFA(日本サッカー協会)の医学委員会とも相談し、心の対応も考えていきたい。今回の対策会議などで縁のできた野球界、その他の団体とも情報共有したい」と語った。

 そのほかでは、「選手から、準備期間についてあらかじめ決めてほしいという声も聞こえている。再開を発表して何日後から試合をするのか、選手のコンディション面も含め、そういう部分も検討したい」と選手会やクラブと協議していきたいと語る。

 選手のメンタル面でのケアも「非常に重要だと考えている」と語り、今後新型コロナウイルスに対する啓蒙活動、教育などとともに、選手個々の質問や相談にも応じられるよう、仕組みを強化していくと語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部