村井チェアマンが菅官房長官と意見交換 PCR検査でクラブハウス使用の可能性を提案

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 Jリーグは21日、2020年度第4回理事会を開催。終了後に村井満チェアマンがオンラインでの会見に出席した。

 会見の場で村井チェアマンは20日に首相官邸を訪れ、菅義偉官房長官と意見交換の場を持ったことを明かした。

 村井チェアマンは訪問実施となった経緯について、「15日の会見時に、Jリーグからの医療機関への支援アプローチについてメディアの方から問題提起いただき、何ができるかを長い時間、自問自答」した上で、貴重な意見交換の場をいただいたと説明。「おこがましい話ですが」と前置きした上で、「Jリーグがコロナ対策に奮闘している中で、国として協力できることはないか、という意見交換の時間をいただきました。我々から具体的にどうしてほしいという話までは、今はありませんが、スポーツ文化という観点から意見させていただいた」と、内容に言及した。

 個別の話としては、各クラブのクラブハウスなどを、PCR検査をするための施設として使用することは国側がニーズとして持っているかを質問したと説明。Jリーグ全クラブの総意としての提案ではなく、あくまで個人の一アイデアで確認したかったと、私案として会話の中で聞いたことであると話した。

 当然、自治体ごとにコロナウイルスへの対策の取り組みが異なる上、クラブハウスの所有権もクラブによって異なるので、リーグ統一での提案はできないことも村井チェアマンは百も承知。「Jクラブは全国にあり、クラブハウスにはシャワー施設があり、電話を受ける準備ができ、駐車場があり、屋外のグラウンドがあり、医療関係者が屋外でPCR検査をするなどできる余地があります。クラブにも迷惑がかかることですが、国のニーズとしてどうかというお話をして、些細な話であっても官房長官に喜んでいただきました」とコメント。

 菅官房長官への私案については理事会でも進言したとのことで、理事会からは「できることは受けようというお話をもらった」と、理解を得られたと話す一方、「地域でニーズが違いますし、我々でどうこうできない部分でもあります。(協力できる)余地があれば、ということになりました。(官房長官には)全クラブが協力するとも言っていませんし、国や自治体のニーズの質問をして『ある』という答えをいただいたところなので、各クラブの状況や構造、所有者などの問題もあるので、(そういう話が挙がった際は)各論で話をする可能性があるということです」と、協力する姿勢を示しつつ、要望があった際の個別案件であることを強調している。