ACLで強烈な印象を残した“レジェンド”たち。左から阿部、興梠、遠藤、小笠原、中村。 (C) Getty Images

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 新型コロナウイルスで順延が続いているアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)だが、主催するAFCは過去の名勝負などを取り上げ、ファンを楽しませる試みを続けている。

 そんななか、4月17日には日本にスポットを当てた企画を公開した。これまでにJリーグからACLで参加したチームのうち、“レジェンド”の名が最も当てはまる選手は誰なのか、という特集だ。

 ピックアップされたのは5人。阿部勇樹、興梠慎三(ともに浦和レッズ)、遠藤保仁(ガンバ大阪)、小笠原満男(鹿島アントラーズ)、そして中村憲剛(川崎フロンターレ)だ。

 阿部はACLで二度にわたって制覇していることが、推薦の理由とされている。特に印象的な貢献は、2007年のセバハンとの決勝第2レグで決めた「勝負を決定づける2点目のゴール」が挙げられている。ただ、この年以降、再び決勝に駒を進められたのは2017年とだいぶ期間が空くことになったが、この10年間も「第一線で戦っていた」と現役を続けるベテランを称えている。

 興梠は、ゴールでの貢献が最も大きな理由のようだ。「日本でもっともACLでゴールを挙げている選手。鹿島でACLデビューを飾って以降、26回もゴールネットを揺らした」(『AFC』)。同クラブ所属時代はラウンド16から先に進むことはなかったが、浦和に移籍してからは「ストライカーとして開花し、ACLでも重要な試合でゴールを決める選手となった」と高く評価されている。
 
 そして、「クラブと代表、ふたつのカテゴリでレジェンドである」と評されたのが遠藤保仁。ガンバ大阪は2008年にACLを制覇し、遠藤は主力として活躍。特に準決勝では、浦和とのホーム&アウェー戦で1点ずつゴールを決め、決勝進出に貢献した。そのパフォーマンスは「インスピレーションに満ちたものであった」と強く印象に残ったようだ。

 2018年に初めてACLを制覇した鹿島からは、現役を引退した小笠原満男が選出された。プレースタイルは「常にハードなタックルで巧みにボールを確保し、キラーパスを出す姿は常に堂々としたチームの指揮官であった」と称賛され、「キャリアの終わりをACL優勝で飾った姿は忘れられない。ペルセポリスに勝利し、アザディスタジアムでトロフィーを夜空に掲げていた」と綴られている。

 また、ACL戴冠を果たしていない川崎から、中村憲剛の名前が挙げられた。AFCは「彼の左足とクリエイティビティ―は常に注目されるべきものだ」と感嘆。直近では2017年に準々決勝まで駒を進めて浦和に敗れたが、「同コンペティションにおける彼のクオリティーは疑いようもなく、より良い状態を保ち続けている」と激賞。これまで7度のACL出場を果たし、クラブへの貢献が称えられた。

 同公式サイトでは、選出された5人のうち、「最もレジェンドと呼ぶべきは誰か」というウェブ投票が行なわれている(24日まで)。17日時点では遠藤が64%と独走。次いで阿部、中村、小笠原、興梠という順になっている。

 最終結果はまだ分からないが、誰が選出されたとしても、彼らがアジアのサッカー界において、レジェンドたちであることは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部