4月19日、中山競馬場で3歳牡馬クラシック第1弾・G技月賞(芝2000m)が行なわれる。

 今年の皐月賞は”3強”ムードだ。まずは昨年の最優秀2歳馬コントレイル(牡3歳/栗東・矢作芳人厩舎、父ディープインパクト)。同馬は前走のG汽曄璽廛侫襭咫蔽羯魁深2000m)まで、デビューから3連勝を飾っている。2戦目のG慧豕スポーツ杯2歳S(東京/芝1800m)の内容が圧巻で、2着に5馬身差をつける圧勝。勝ちタイム1分44秒5は、従来の記録を1秒1更新する2歳の日本レコードタイムだった。


前走のホープフルSを制したコントレイル

 続いてはサリオス(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎、父ハーツクライ)。この馬も3戦3勝で、2戦目のG轡汽Ε献▲薀咼▲蹈ぅ筌襭叩陛豕/芝1600m)で1分32秒7のコースレコードを樹立し、続くG議日杯フューチュリティS(阪神/芝1600m)でも、1分33秒0のレースレコードで快勝している。

 そして3頭目がサトノフラッグ(牡3歳/美浦・国枝栄厩舎、父ディープインパクト)。同馬は昨年10月のデビュー戦(東京/芝2000m)こそ6着に敗れたが、そこから3連勝で前走のG玉鐇絃泪妊ープインパクト記念(中山/芝2000m)を勝利。重要なステップレースを勝ち、勢いに乗っている。

 筆者がこの中で筆頭に挙げるのはコントレイルだ。東京スポーツ杯2歳Sで見せたパフォーマンスは超一流馬のそれで、”ディープインパクト産駒の最高傑作”になるポテンシャルを秘めている。ホープフルSで中山2000mを走り、結果を残しているのも強みだ。今回は約4カ月ぶりの出走となるが、これは当初の予定どおり。昨年の勝ち馬サートゥルナーリアも、ホープフルSからの出走で勝利している。

 コントレイルの父ディープインパクト産駒は、2016年ディーマジェスティ、2017年アルアインと、皐月賞を2勝。さらに2着3回、3着4回と多くの好走馬が出ている。祖母フォルクローレは、米GBCジュヴェナイルフィリーズなどG気鬘仮,靴拭嵎藤穏侈毒魯船礇鵐團ン」という良血で、母系が米国の活躍馬という意味では、母が米牝馬チャンピオンスプリンターのドバイマジェスティであるアルアインと共通する。皐月賞向きの血統と言えるだろう。

 3強の中で2番手に挙げるのはサトノフラッグ。直近2戦を中山芝2000mで連勝しており、前走の弥生賞ディープインパクト記念では重馬場を苦にせず、2着馬に1馬身3/4馬身差をつけて快勝した。2着はホープフルS3着のワーケアで、メンバーもまずまず揃っていただけに価値がある勝利だった。皐月賞でも上位争いに加わる可能性は高い。

 一方、サリオスにはやや不安がある。同馬は1600mまでしか経験がないが、これまで79回の皐月賞の歴史の中で、1700m以上の経験がない馬が勝利したことはない。さらに、父ハーツクライの産駒は皐月賞で10戦して3着以上なしと、血統的にもマイナス材料が目立つ。3強の中で崩れるとしたらサリオスの可能性が高く、3強の3頭でスンナリ決着とはならないと見ている。

 3強以外の穴っぽい馬で気になるのがブラックホール(牡3歳/美浦・相沢郁厩舎、父ゴールドシップ)だ。

 父ゴールドシップは2012年の皐月賞などG毅蕎,量焦呂如△修良礇好謄ぅ粥璽襯瓢唆陲2011年のオルフェーヴルも勝利している。さらに、ブラックホールと同じスカーレットインク牝系の馬では2004年の勝ち馬ダイワメジャーがおり、皐月賞と縁がある血統だ。前走の弥生賞ディープインパクト記念は4着だが、最後は3着馬をもう少しで交わせそうな勢いでよく伸びていた。 以上、今年の皐月賞はコントレイル、サトノフラッグを中心に、ブラックホールの激走にも期待したい。