砺波野スピリット77

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アルコール消毒液の代替品として注目を集めている高濃度エタノール「砺波野スピリット77」を製造販売する若鶴酒造は14日、多くの問い合わせがあり「私たちの力だけでは限界がある」として協力を呼びかけた。

若鶴酒造には、「砺波野スピリット77」について多くの医療機関や介護施設から問い合わせが寄せられているという。「砺波野スピリット77」の販売は、あくまで医療機関が優先であるため、一般の購入者に向けては、入荷の案内や個別の発送は行っていない。販売については、1世帯1本の数量限定で、直営店の「令和蔵」では土曜日・日曜日の11時と14時から、富山駅内「とやま地酒本舗 蔵の香」では不定期に実施している。さらに、その際の渋滞や行列による地域住民への迷惑や、感染拡大のリスクも懸念。「節度をもってマナーを守り、場内においては誘導指示に従って」と呼びかけている。

医療機関に向けては、電話での問い合わせは控えるよう呼びかけ。メール(info@wakatsuru.co.jp)かFAX(0763-32-1251)のみの対応としている。

若鶴酒造では、「日夜、製造と出荷の作業」に取り組んでいるが、製造設備や人員などには限りがあり「最大限の努力をもってしても」「現実として私たちの力だけではできることに限界」があると説明している。このため、「皆様におねがい」として協力の呼びかけを行ったという。