先週木曜(2020年4月9日)、東京都内の40代男性が発熱と体調不良で消防に助けを求め、救急搬送された。しかし、「感染症の疑い」を理由に40の病院から受け入れを拒否され、受け入れ先が決まるまでに1時間半かかった。新型コロナウイルスの感染拡大で、こうした「病院たらい回し」が増え、「なかには6時間を要した例もあるそうです」と司会の羽鳥慎一が伝えた。

東京都の担当者は「陽性者は他の患者と別にしなければならず、その場所が確保できないケースもある」という。

どこの病院も「新型コロナの疑い」は拒否

江東区の病院職員は「PCR検査ができないので、受け入れられない」、墨田区の病院医師は「ここ2週間は、発熱患者を毎晩10人ぐらいことわっている。80代の高齢者が入院しているのでお断りするしかない」、品川区の病院医師は「夜間は人手が足りない。態勢がととのわないのに受け入れると医療機能が停止してしまう」と実状を語る。「緊急手術や急患で手いっぱい」という医師もいる。

呼吸器内科の倉持仁医師は、「コロナウイルスの前から、ずっとあったこと。国や都は感染が疑われる患者用の病床を作る必要があります」と指摘する。白鴎大学の岡田晴恵教授は「東京はもう流行しています。コロナ専従病院を充実させないといけません」と力説した。

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「患者の立場からすると、検査を受けられないうちに重症化し、がまんできずに救急にお願いしても、受け入れ病院がなかなか見つからない。どうしたらいいのでしょうか。クラスター(集団感染)つぶしを重点にした対応を続ける弊害が出ているんです。もうフェーズ(局面)が変わっているんですよ」