3Mの報道資料

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米・スリーエム(3M)は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に乗じ、同社製品について不当に価格を引き上げるなどして「利益を得ようとする人々に対し断固たる措置を行う」との声明を発表した。

スリーエムジャパンが日本向けに公表した声明文によると、3Mでは、関連企業と偽った法外な価格での製品販売や、偽造品の販売などが行われているとの報告を受けているという。サージカルマスクや、N95マスクなどの個人用呼吸保護具(レスピレーター)といった重要な医療用製品の偽造や価格操作を阻止するよう取り組んでおり、COVID-19の感染が拡大する中で、不法かつ非倫理的に利益を得ようとする人々に対して断固たる措置を行うとしている。主要な通販サイトの運営企業と連携し、偽造業者や価格操作している人物を特定しサイトから削除し、適切な法執行機関に通告するための方法を策定しているという。

また、3Mでは、COVID-19感染拡大の前後でこれらの商品の販売価格を変更しないとのこと。再販業者による価格の引き上げを排除するため、引き続き積極的に取り組むとしている。

なお、偽造品を購入しないようにするには、モデル毎の固有の使用説明書が添付された3Mパッケージ入りのものを購入するよう呼びかけている。ストラップの欠落、異様な臭い、バルブの詰まり、スペルミスがある場合は、正規品ではない可能性が高いとしている。