橋下徹氏

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 13日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休業要請で補償を検討しない政府や国会議員に対し、橋下徹元大阪府知事や元小説家の百田尚樹氏が歳費カットを提案。その内容に同調の声が集まっている。

 まず、声を上げたのは橋下徹氏。自身のTwitterで、民間企業に営業自粛を求めていながら国が補償を検討しないとしていることについて、「こんだけ緊急事態だと言って民間には自粛を求め、それで国会議員は約2200万円の報酬に領収書抜きの経費年1200万と年720万円の使い方自由の事務費。加えて政党全体で350億円の政党交付金。これら全部税金。今こんなにもらうのは申し訳ないと思う国会議員は日本の国にはいないのか!」と自らの腹を全く切ろうとしない国会議員を厳しく糾弾する。

 さらに、「ちなみに政党交付金から国会議員は一人年1000万円以上の活動費をもらっている。これからも満額もらい続けるのかね。恥だと思わないのかね。普段は日本の歴史伝統がーとか偉そうかことを言っているのに結局は自分の生活が第一。民が苦しんでいるのに」と訴えた。

 これに反応したのが元小説家の百田尚樹氏。自身のTwitterで、「マジで、国会議員は歳費を全額カットしろや!お前ら、それくらいしても、生活には困らんやろ!国民にいろいろ犠牲を強いて、お前ら何もなしはあかんやろ」と呟いた。

 橋下氏と百田氏の発言に、「今の世の中で国会議員に満額歳費を払う必要がない」「この状況で国民や会社経営者に負担を敷いていながら、自分たちは高額の歳費で私腹を肥やす。許せない」「今政府に批判が集まっている中で、野党議員が歳費を返せば相当評価される。それでもやらないのは、金がほしいから」「与野党関係なく危機的状況でなんとかしようと思わないのか」と同調する声が相次いだ。

 第二次世界大戦以降最大の国難とも言われる新型コロナウイルス禍。企業や飲食店などの自営業者が売上を大幅に落とすことが予想される中で、与野党関係なく補償もせず国会議員の歳費に影響がないことに批判の声が広がっている。

 この状況の中14日、自民党と立憲民主党は国会議員の歳費を1年程度2割削減の調整を進めることで合意。この「2割」という削減率についても議論を呼んでいる。

記事の引用について
橋下徹のTwitterより https://twitter.com/hashimoto_lo
百田尚樹のTwitterより https://twitter.com/hyakutanaoki