番組が募集する「#とくダネ!コロナSOS」には歯科医療現場からの声が多く寄せられているという。

歯科衛生士たちは「歯を削るタービンとか歯石を取る超音波スケーラーは、目には見えない削りかすや水しぶきが何メートルも飛んでいる」「もし来診者が新型コロナに感染していたら、かなりの量の飛沫を浴びている形になる」と日々感じている恐怖を話す。「マスクやグローブ(ゴム手袋)が不足していて、注文しても全然届かない状態です。先日、院長から『使い回せ』という指示が出ました」という驚きの情報もあった。

3月15日(2020年)付の米「ニューヨーク・タイムズ」紙は、職業別の感染リスクを紹介。感染リスクが最も高かったのは「歯科医師」だった。翌16日、米国歯科医師会は全米の歯科医師に対し、3週間は緊急治療のみ対応するよう要請した。

日本人の能天気さにショックを受ける米歯科医

しかし日本では今のところ、普通に診療している歯科医院が多い。例えば、川崎市内の歯科医院に訪れる患者の多くはクリーニングなどの定期健診で、緊急性は低い。それどころか、自粛要請が出て時間に余裕があるうちに歯のケアをしようという人が増えているという。

キャリア20年の歯科衛生士の女性は「自分も感染してしまうかも知れないと不安です。本音では、急を要さないものであれば先延ばしにしていただいたほうが、患者さんも私たちも安心です」と話す。

ニューヨークの歯科医師は「日本で通常通りに歯科診療が行われていると聞いてショックを受けている。唾液が一番の拡散の要因だということは知られている。歯科医院で働いている人間の健康だけでなく、その日の患者すべてを危険にさらすことになる」と警鐘を鳴らす。

伊藤利尋アナ「日本では歯医者に行くとよいというデマが流れたようです」

橋口いくよ(小説家)「歯石がコロナウイルス感染を防ぐという話が出回って、予約が埋まっていると聞きました」

昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師「それは根拠がない話ですね」