以前、この放送に出た後で倒れて、脳梗塞を患って生還した美輪明宏がゲストなのだが、新型コロナのせいなのかどうか、画面の右の大型スクリーンに映っているのが美輪。相変わらず強烈な厚化粧にブランド物のひらひら衣装で、西洋風観音様みたいに座っている。可笑しいのは耳が少し遠いのか、質問に対して答えに間がある。病み上がりを気遣ってのことだろうが、見ていてイライラする。

司会の船越英一郎と美保純、加えてこの春から阿部アナが報道に戻り、やってきたのは小松宏司アナウンサー。彼はBSの『新・BS日本の歌』で明るい司会をやってきた男性で、四六時中ニコニコしている人である。顔の筋肉が疲れないのかね。船越が体調を質問したり、美輪への気遣いが半端ない。ちゃっかり美輪のEテレの番組『にほんごであそぼ』の中の『みわサン』の宣伝をしたりする。

筆者が不思議に思っていたのは2人の司会者、船越と美保。船越はドラマで十分すぎるほど稼いでいるし、美保はルックスも発声も決して美しいとは言えない草臥れた人なのに、このMCが長いのは、ハテ、マネジャーが強力なのか? それともPのお気に入りなのか? 午後の眠ったような時間にテレビの生放送を見ているヒマな主婦族には、美保的初老のタレントの方が、優越感を感じていいのか(まさか)。他局がほとんど似たようなワイドショーやお古のドラマや映画で暇つぶし番組なので、わが道を行くNHKの余裕であるか。(放送2020年4月6日13時〜)

(黄蘭)