古山裕一(窪田正孝)は、ハーモニカ倶楽部の定期演奏会で演奏するオリジナル曲の作曲ができず悩んでいた。倶楽部の会長の館林信雄(川口覚)はすでに提出したという。ほかに提出しそうなメンバーはいないため、裕一が提出しなければ、舘林の曲に決まってしまう。

「くそう、負けないぞ。絶対見返してやる」。ハーモニカ倶楽部のたまり場である喫茶店で、裕一は幼なじみで、いまはハーモニカ倶楽部の仲間でもある楠田史郎(大津尋葵)に口惜しさをぶちまけた。

楠田「裕一らしくねえよ。負けないどが、君には似合わない。音楽って、その人の個性が出るもんだろ。今の君は君らしくないから、曲が書けないんじゃないがな。試しに僕の顔浮かべてよ」

「ああ、ありがと。新しいのができっかも」

かつていじめっ子だった楠田は、バスハーモニカばかりで演奏を楽しめないと、自分も悩んでいるんだという。「ああ、ありがと。新しいのができっかも。き、き、君に晴れ舞台を用意する。し、し、死ぬ気で練習してで」

そして、選曲のための投票日がやってきた。舘林と裕一の曲、はたしてどちらが採用されるのか。

そのころ、父・三郎(唐沢寿明)は、妻・まさ(菊池桃子)の兄である権藤茂兵衛(風間杜夫)から、裕一を養子によこせと再度迫られていた。(NHK総合あさ8時)