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 当時、交際していた彼への、唯一の不満はタバコでした。彼はヘビースモーカーで、食事に行けば必ず喫煙席に座り、家でもテレビを見ながら1日に大量のタバコを吸っていました。一方、私はタバコを一切吸いません。

 最初は彼への愛情が強く、タバコも我慢できました。しかし、交際期間が長くなるにつれ、受動喫煙からの健康被害や、もし結婚して妊娠した時のことを考えると不安になっていきました。もちろん彼の健康のことも心配でしたから、思い切って、その不安を相談してみたのです。すると彼は、すぐに禁煙することを決意してくれました。

 ですが、それから彼の性格は一変。いつも温厚だった彼が、怒りっぽい性格になってしまったのです。特にタバコが吸いたくなる食事の後などは、口調が荒くなるだけでなく、指で何度も机を叩いたり、貧乏ゆすりをするなど、行動にも変化が見られました。彼は、お菓子やガムなどで、なんとか禁煙しようとしていたので、しばらくは見守ることに。

 そんな中、ある時期から、おかしな癖をするようになりました。彼は、タバコが吸いたくなると、何度もライターをカチカチして火をつけるのです。それで気を紛らわしているようなのですが、周囲から見れば異様な光景です。あまりにずっと火を見つめながらカチカチとしているので、注意すると、「うるせぇ! お前のためにやってんだぞ!」とブチギレ。そして、目の前にあった机を足で強く蹴ったのです。そんな姿は初めて見たので恐怖でした。結局、彼が禁煙に慣れる前に、私がストレスで耐えられなくなり、別れました。
写真・Fried Dough